中目黒の気鋭セレクトショップマネージャー河野玲王さんをスナップ
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。ふと、みんな何をしにやってきて、どこへ行くのだろう?仕事?遊び?実際に住んでいる人もいるかもしれない。それぞれの街の楽しみ方を紐解けば、きっと私たちが知らない新しい魅力を発見できるかも。表参道・原宿を訪れた理由や、思い出など、それぞれの“オモハラ観”を聞いた。
ストリート映え抜群な河野玲王さんをスナップ
河野玲王(こうの れお)
年齢:32歳
職業:会社員(SO SHOP & HOSTEL NAKAMEGURO マネージャー)
住んでいるエリア:東京都・世田谷区
オモハラエリアの好きなお店:thisisneverthat、MYKITA SHOP、ケバブ屋全般
Instagram:@reokohno
ー今日は何しにオモハラへ来ましたか?
アウトドアシューズブランド・MERRELL(メレル)の展示会に来ました。ついでに原宿で働いている友人に会いに。
ー表参道・原宿のエリアで気になるお店、ブランドはありますか?
韓国のストリートウェアブランド「thisisneverthat(ディスイズネバーザット)」は去年、原宿にフラッグシップストアがオープンしたので、この辺に来たときは立ち寄ります。スタッフの方たちと交流があるので、話をしに行くのが楽しいですね。
去年、Waku(ワク)というネオン管アーティストの展示をGallery COMMON(ギャラリーコモン)に観に行ったんですがいい空間だと思いました。
ー表参道・原宿エリアの好きな過ごし方
飲食店、ヘアサロン、このエリアで働いてる人たちと会って情報交換しています。必ず寄るのはケバブ屋さんですね。原宿ってケバブ屋がたくさんあるじゃないですか?全部好き。
あと、僕はドイツのアイウェアブランド「MYKITA(マイキータ)」を愛用していて、サングラスをメンテナンスしてもらうため、表参道のショップによく行きます。フィット感をバッチリ整えてくれるので調子いいです。
ー表参道・原宿に来る頻度は?
月2回くらい。アパレルの会社やブランドが多いので、主に展示会のために来ます。イベントやレセプションなんかでもたまに。
ー初めて表参道・原宿に来たのはいつ?
初めて来たのは18歳のとき。地元の山梨からひとりで買い物しに来ました。どこへ行って何を買ったかは忘れてしまったけど、当時のファッション誌「Boon」や「Street Jack」、「smart」で見ていた街に来たのは感慨深かったですね。ちょうど表参道のローソン辺りで、向こうからなんか知っている顔が歩いてきて、それが幼稚園時代の同級生で驚きました。彼はすでに東京に引っ越してきていたんですけど、表参道での偶然の再会以来、今でも15年来の親友です。
ー表参道・原宿で印象に残っているエピソードを教えてください
18で初めて訪れてから、ちょくちょく山梨から遊びに来るようになった当時の表参道・原宿はスナップ文化が盛んでした。僕もスナップ誌の「TUNE(チューン)」によく撮ってもらっていたんですけど、同じ雑誌に載ってる人たちと仲良くなり、コミュニティが広がっていったことが楽しかったですね。幼馴染とも再会できた表参道のローソン前は、いつも知っている人や誰かしらの友達に会えた。なので思い出の場所として印象に残っています。
ーあなたにとって表参道・原宿とはどんな場所?
今も昔も、友達に会えて何か新しい情報が得られる場所。
あと、ケバブの街(笑)。
ー最後に一言
エリアは中目黒になってしまいますが、「SO SHOP & HOSTEL NAKAMEGURO(ソウ ショップ アンド ホステル ナカメグロ)」というお店をやっています。中目黒に来ることがあればぜひ立ち寄ってください。
SO SHOP & HOSTEL NAKAMEGURO:@so_nkm
デンマーク・コペンハーゲンのブランド「mfpen」のデニム。ストレートシルエットをジャストで履くのが気分だそう。
>>EDITOR'S VOICE
玲王さんはかつて表参道・原宿でスナップ文化が隆盛していたころから、ストリートスナップの常連。スタイルは変われど、ファッションに対する愛情は大きくなる一方だという。表に出るだけでなく今では裏方としてチームを支え、持ち前のセンスとクリエイティブを発揮している。オモハラエリアにあるショップやブランドとも交流がある玲王さんの、更なる飛躍に期待したい。
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部