【5/14追記】2024年5月26日(日)まで会期延長。30年来の交流があるデザイナー・北村信彦とテリー・リチャードソンのクロストークインタビューとともに作品の一部閲覧及び購入できる特設サイトがオープン(概要欄に記載)。
90年代の限定写真集がコラボTシャツで復刻
神宮前6丁目、明治通り沿いにある「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)渋谷」にて、フォトグラファー テリー・リチャードソン(Terry Richardson)による写真展「dont panic」が開催される。2024年4月27日(土)~5月12日(日)まで(※5月26日(日)まで会期延長)。開催を記念し、作品をプリントしたヒステリックグラマーとのコラボTシャツも同時リリースされる。
テリー・リチャードソンは、1965年生まれ、ニューヨーク在住のフォトグラファー。エンターテインメントの中心地・ハリウッドで育ち、高校時代から写真を撮り始める。「CONTAX T2」などのコンパクトカメラをメインに、ラグジュアリーからストリートまで幅広いブランドのキャンペーンフォトを手掛け、2000年代にはその名を世界のファッションシーンに轟かせた。ポップさと皮肉が混ざり合った作風が特徴的。
今年2月に表参道ヒルズにて個展を開催した新田桂一はかつてアメリカでテリー・リチャードソンのアシスタントとして修行を積んだ。独立し、グローバルに活躍する現在でもテリー・リチャードソンを“BOSS”と敬愛。互いに信頼を置く間柄である。かねてより新田は師の来日を心待ちにしており、今回の日本滞在と展示に帯同している。
今回の写真展では、未発表作品含む約50点の作品群を展示。日常の食事風景や景色を切り取った写真から、セクシーな魅力を感じさせるもの、さらには日本で収められたと思しき作品まで、リチャードソンがレンズを通して切り出した世界が広がる。
さらに、写真展開催記念として、リチャードソンの作品がプリントされたヒステリックグラマーコラボTシャツを発売。ホワイトとブラックの2カラー、どちらも14,300円(税込)での販売となる。前面に大きくプリントされたピエロの写真は、ヒステリックグラマーから1998年に出版されたリチャードソン写真集の表紙を飾った作品。リチャードソンの写真が醸し出す”ポップと皮肉の掛け合わせ”が鮮明な1枚となっている。写真展と合わせて、会場でぜひ手に取ってみてほしい。
ストリート/ファッション・フォトグラファーでありながら、スケーターとしての顔も持つなど、カルチャーに精通しているリチャードソン。彼が映し出す、過激とも取れる写真の奥に見える強烈な個性と現代社会に訴えかけるメッセージは、今の原宿に刺激的なスパイスを与えてくれるに違いない。
■概要
『dont panic』Terry Richardson x HYSTERIC GLAMOUR
開催期間:2024年4月27日(土)~5月12日(日)
※5月26日(日)まで会期延長
開催場所:ヒステリックグラマー 渋谷店
住所:東京都渋谷区神宮前6-23-2
電話番号:03-3409-7227
営業時間:11:00〜20:00
定休日:なし
※Tシャツ販売:2024年4月27日(土)11:00〜、全国のショップおよびオンラインストアにて開始
特設ページURL:
Special Conversation with Terry Richardson & Nobuhiko Kitamura
>>EDITOR’S VOICE
会場から徒歩7分。キャットストリート裏手に、カメラメーカー「ライカ」の旗艦店がオープン!地下フロアでは、ライカ認定中古カメラやヴィンテージ品の取り扱いもあるとのこと、リチャードソンの作品のような奥深い質感を生み出すカメラとも遭遇できるかも?
※敬称略
Text:Rumi Hasegawa
INFORMATION
【会期延長】神宮前・「ヒステリックグラマー 渋谷店」にてテリー・リチャードソンの写真展が開催 コラボTシャツも発売
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前6-23-2
- 電話
- 03-3409-7227
- 営業時間
- 11:00〜20:00
- 定休日
- なし
- 開催期間
- 2024年4月27日(土)~5月12日(日)※5月26日(日)まで会期延長
- 長谷川瑠美
外部ライター