仕事の休憩中に出会ったNahiroさんにインタビュー
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。それぞれの街の楽しみ方を紐解けば、きっと私たちが知らない新しい魅力を発見できるかも。表参道・原宿を訪れた理由や、思い出など、それぞれの“オモハラ観”を聞く。
パンクなファッションがサマになるNahiroさんをスナップ
名前:Nahiro
職業:アパレル
住んでいるエリア:立川市
オモハラエリアの好きなお店:GR8、7DAYS+
Instagram:@nahi666blegh
ー今日は何しにオモハラへ来ましたか?
仕事の休憩中です。昨年の表参道に出来たばかりの「エヴィス ジーンズ(EVISU JEANS)」のフラッグシップ、「エヴィス表参道店」で働いています。
ー表参道・原宿のエリアで気になるお店、ブランドはありますか?
パンクとかロックを今っぽくミックスしたスタイルが好みなので古着屋も見て回るし、「GR8」のような最新のセレクトショップにも良く行きます。
古着屋だと「GR8」と同じくラフォーレ原宿に入っている「7DAYS+」も好きです。最近パンクファッションを中心に取り扱っている「666」と、ポップなアイテムが多い「サントニブンノイチ」にも行ったんですが面白かったです。
ー表参道・原宿エリアの好きな過ごし方
買い物ですね。あとは原宿餃子楼に行くのが好きです。仕事帰りにも営業していて、おいしい餃子を食べながらリーズナブルに飲めるのがありがたいっす。
ー表参道・原宿に来る頻度は?
仕事始めてからは週5以上はいます。プライベートでも2週間に1回は来ます。
ー初めて表参道・原宿に来たのはいつ?
小学生の頃です。家族で竹下通りを歩いた記憶があります。細かくは覚えてないけど、普通に観光って感じで楽しんでいたと思います。その頃はカラフルでレインボーなイメージが強かったです。
ー表参道・原宿で印象に残っているエピソードを教えてください。
中学2年の頃、スリップノットとかハードコアな音楽を聴き始めてから古着屋でバンドTを買ったことですね。竹下通りにバンドTの古着屋があったんですけど。今もあるのかな。漠然と原宿に行くのではなく、自分の目的と好きなものが結びついた買い物を、原宿でできたことがめちゃくちゃ嬉しかったので印象に残っています。
ーあなたにとって表参道・原宿とは?
自分を出せる場所であり、受け入れてくれる場所だと思っています。音楽やファッションを通じて知識が増えたことで、街がより魅力的に見えるようにもなったし、自分の成長に応じて見え方や感じ方が変化していく面白い街ですね。
ー最後に一言
「エヴィス表参道」で働いています。ぜひ来てください。
Nahiroさんが働く「EVISU表参道」。30代以降にとっては懐かしく、20代にとっては新鮮に映るかもしれないエヴィスジーンズの国内唯一のフラッグシップだ。表参道ヒルズの裏手に2023年にオープンしたばかり。
自慢のアイテムは「R」が刻印された錠前のネックレス。シド・ヴィシャスから受け継がれる、これぞパンクマインドを象徴する逸品だ。
>>EDITOR'S VOICE
剃り落とした眉、金髪、レザーのライダース、シド(・ヴィシャス)の錠前といった出で立ちに、パンクマインドを感じずにはいられないNahiroさん。実際話してみると穏やかでユーモアもある好青年だった。見ての通りファッション好きなNahiroさんが原宿を訪れる理由は、やっぱり買い物。いろいろなジャンルが集まっている上、自身の知識とともに新たな店やアイテムを発見できるのが楽しくて、全然飽きないと語ってくれた。自由にファッションを楽しむ若者たちの好奇心や感性は、やはり見習うべき柔軟さとクールさがあるとしみじみ。
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:Yuya Kitagawa