花瓶に合う花を探しに来たまりなさんをインタビュー
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。それぞれの街の楽しみ方を紐解けば、きっと私たちが知らない新しい魅力を発見できるかも。表参道・原宿を訪れた理由や、思い出など、それぞれの“オモハラ観”を聞く。
シンプルな着こなしとビルケンが似合う、まりなさんをスナップ
名前:加藤まりな
職業:販売員(ビルケンシュトック 原宿 スタッフ)
住んでいるエリア:東京都・世田谷区
オモハラエリアの好きなお店:NOAH CLUBHOUSE
Instagram:@_julybaby_m
ー今日は何しにオモハラへ来ましたか?
彼が以前、仕事でNYへ行ったときにMoMAでかわいい花瓶を買ってきてくれたんです。だけど全然使っていなかったのでもったいないなと思って、花瓶に合う花を買いにきました。
ー表参道・原宿のエリアで気になるお店、ブランドはありますか?
私が働く「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK) 原宿」のほぼお隣に、フットウェアブランドの「MERRELL(メレル)」ができたので気になっています。フットウェアブランド同士なのでライバルですから笑 嘘です仲良くしたいです。
あと、NOAH CLUBHOUSEには良く行きます。メンズのブランドですけどクラシックな雰囲気が好き。スタッフも仲の良い人たちが多いので、買い物しなくてもつい立ち寄っちゃいますね。
ー表参道・原宿エリアの好きな過ごし方
職場が原宿なので、仕事終わりにワンカン(=1缶)*しながら散歩するのが好きです。昼の活気ある街の姿も好きですが、夜の表参道・原宿は静かで、そのギャップが良いんですよ。働いているからこそ味わえる景色と空気感だと思っています。
*仕事終わりに職場の仲間たちとコンビニやスーパーなどのお酒で外で一杯飲むことを指す。アパレル業界では2000年代から使われていたとされる。念のため。
ー表参道・原宿に来る頻度は?
仕事があるのでほぼ毎日です。
ー初めて表参道・原宿に来たのはいつ?
地元が名古屋なのですが、中学生の頃に修学旅行で来たのが最初です。自由時間に竹下通りに行ってクレープを食べたり、古着屋さんに入ったり友達と王道な過ごし方をしました。人が多くてびっくりしたけど、楽しかった思い出です。
ー表参道・原宿で印象に残っているエピソードを教えてください。
朝、仕事場に向かっているときに美容師さんがモデルハントで声をかけてくれたんですけど、原宿っぽい体験として印象に残っています。一回通りすぎてから、わざわざ戻ってきてくれて。お断りしちゃったんですけど、都内でも他の街だったらあまりないであろう経験で、さすが原宿だと思いました。
ーあなたにとって表参道・原宿とは?
自由で、刺激を受ける街。
インバウンドのお客さんも多く来店されますが、そこで生まれるコミュニケーションから得られるものがたくさんあります。好きなファッションをしている人がいたら、こちらから声をかけてみたりしますし、そういった自由な雰囲気は表参道・原宿ならではだと思います。
ー今日のお気に入りアイテムは?
私が働くビルケンシュトックの秋冬のニューモデル、「LUTRY(ルトリー)」です。ビルケンシュトックの定番人気と言えば「BOSTON(ボストン)」。似ているフォルムなんですけど、サイドにステッチが入ることでガラっと違う、より洗練された印象に仕上がっているのが気に入っています。人とはちょっと違うビルケンを探している人におすすめです。
ー最後に一言
ビルケンシュトック 原宿にいます。ビルケンを試してみたい方はお気軽に。コラボや限定モデルも扱っているので、実際に手に取って履くことができますよ。
ビルケンシュトックの新作「LUTRY」がお気に入り。サイドのステッチとラバーにコルクをミックスした薄めのソールがシャープな印象を抱かせる。まりなさんが履いているカラーは「エスプレッソ」。秋冬にぴったりなカラーだ。
>>EDITOR'S VOICE
シンプルな服装にビルケンシュトックを合わせたスタイルがかっこいいまりなさん。似合うなあと思っていたら、ビルケンシュトック 原宿で働いている、言わばビルケンのプロだった。サラッと自然に履きこなす感じがさすがだ。まりなさんは昼と夜で違った表情を見せるエリアの魅力を楽しんでいるそうで、その感覚は原宿で働く人ならでは。ビルケンを探している人はぜひ立ち寄ってみてほしい。
Text & Photo:Tomohisa Mochizuki