休憩中、街に繰り出すTAROSSさんをキャッチ
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。それぞれの街の楽しみ方を紐解けば、きっと私たちが知らない新しい魅力を発見できるかも。表参道・原宿を訪れた理由や、思い出など、それぞれの“オモハラ観”を聞く。
パステルカラーのコーデが目を惹くTAROSSさんをスナップ
名前:TAROSS(タロス)
職業:ショップスタッフ
住んでいるエリア:東京都・杉並区
オモハラエリアの好きなお店:まさや食堂 原宿
Instagram:@taross_922
ー今日は何しにオモハラへ来ましたか?
「フラミンゴ(Flamingo)」という古着屋で働いていて、休憩中ご飯を食べに出てきたところです。
ー表参道・原宿のエリアで気になるお店、ブランドはありますか?
ランチはいつも「まさや(食堂)」に行っていて、かなりお気に入りです。神宮前1丁目の、ラフォーレの裏の方と竹下通りにそれぞれ店舗があります。ちょうどこれから行こうかなと思ってました。
定食が600円くらい〜でとにかく良心的!カレー、チキン南蛮、唐揚げ、といった定番メニューがガッツリ食べられて最高です。前はタバコが吸えたのも良かった。
ー表参道・原宿エリアの好きな過ごし方
また、「まさや」の話になっちゃうんですけど(笑)。夜、仕事帰りにサクっと飲みに行くのが好きです。表参道・原宿周辺は夜気軽に行ける店があまりないから、場所が限られちゃうんですが「まさや」はおすすめ。
あとは「まさや」の近くにある「居酒屋ゆかり」、「俺塩(俺流塩らーめん)」は僕らアパレルや美容師の人たちが仕事終わりに集まっています。
ー表参道・原宿に来る頻度は?
オフの時もヘルプで店に行ったり、普通に遊びに来たりと週6〜7、越えて気持ち的には週8くらいいますね(笑)。
ー初めて表参道・原宿に来たのはいつ?
中学校の修学旅行で来たのが初めてです。竹下通りを歩きまくって、ヒップホップ系の外国人に声かけられてビビったり。竹下通りあるあるですよね。そこを経てるか否かで話が合うかどうか決まってきます(笑)。
ー表参道・原宿で印象に残っているエピソードを教えてください。
後から気づいたんですけど、修学旅行の時に、今働いている店(フラミンゴ 原宿)にもちゃんと行ってたんですよ。もともと下北のお店から原宿に来たんですけど、その時のことをだんだん思い出してきて、今もこうやって働いているのは感慨深いものがあります。
ーあなたにとって表参道・原宿とは?
家です。言い過ぎかもしれないけど、本当に落ち着くんです。帰るだけの住んでいる家(高円寺)よりヘタしたら落ち着くかもしれない。飯食えて、服がたくさんあって、その気になれば寝れる!最高です。
ー今日のお気に入りアイテムは?
「フラミンゴ」オリジナルブランドの「nomadism」のアームウォーマーです。古着をリメイクしたアイテムを販売しているんですが、ニット生地をダブルで縫い込んでいます。寒い時期におすすめのアイテムです。
ー最後に一言
今、昔からある古着屋さんもだんだんなくなってしまっていて、僕が経験したような思い出の店もどんどんなくなっていってしまうのは寂しいです。「サンタモニカ*」が今年なくなっちゃったのは本当にショックでした。
今は下北とか吉祥寺にイメージ的に押されちゃってますけど、僕にとっての古着の街は原宿です。「フラミンゴ」が原宿に残れるように頑張ります。ぜひお店に遊びに来てください。
*表参道で44年の歴史を持つ古着店。2023年6月に惜しまれつつ閉店。
店がオリジナルで制作している「nomadism」のアームウォーマー。古着をリメイクして制作したというざっくりとしたニットの生地感とブランドのパッチがクールだ。ちなみにアクセサリーも全てヴィンテージのもの。
>>EDITOR'S VOICE
通りを歩いている姿がおしゃれで、すぐに目に留まったTAROSSさん。実は撮影日とは違う日に声をかけていて、時間があるときにあらためて撮影をさせてもらった。タダモノではないと思っていたけれど、古着愛と原宿愛を持ったアツイ人だった。中学とか高校生の頃、こういう人と店で仲良くなれたら、めちゃくちゃ良い思い出として記憶に残るだろうなあ。これからも原宿の古着カルチャーを盛り上げてもらいたい!
Interview & Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:Yuya Kitagawa(OMOHARAREAL編集部)