
“カレーの聖地”こと神二の行列店MOKUBAZA。名物キーマカレーの美味しさの秘密を聞いてみた
「+A LITTLE "HAPPY"」は2018年9月30日をもって、一時休止いたします。
再開する際はNEWSコーナーにてお知らせいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オモハラエリアの最北端に広がる神宮前二丁目。
通りを境に千駄ヶ谷に面するこのエリアは、一部で“カレーの聖地”と囁かれていることを聞いたことがある人も多いのではないだろうか。
お昼時に行列を見かけたら、その先にはおそらくカレー屋さんが見つかるはず。このエリアを歩いていると、時折りスパイシーな香りが鼻をくすぐるのだ。
カレー好きが足繁く通う名店が点在し、どこを訪れても2つとない美味しさ味わえる。しかしその中でも一風変わった営業スタイルでこだわりのカレーを楽しめるのが、今回ご紹介する「MOKUBAZA」だ。
日が暮れた路地の角で、ロッジのようにひときわ温かな光を放つこのお店。もともとBARとしてスタートしながらも、とある思いつきから生まれたチーズキーマカレーは、今や数々のメディアで紹介される人気メニューになっている。その人気の裏側にはどんな秘密が隠されているのだろう。
いざ、突撃! 神二のBARごはん!
ディナータイムが始まる少し前、ひと足お先に店内へ。
「おぉ」と思わず声が洩れてしまうほど、シンプルで落ち着いた外観とは対照的な色気のある空間。シャンデリアや裸電球が天井にきらめくちょっぴりオトナな雰囲気なので、デートで訪れるのもいいかも。
カウンターにはウィスキーやリキュール、棚には店主がコレクションするCDやレコード、アートブックなどがずらりと並ぶ。海外で仕入れたという存在感のあるビールサーバーや壁に掛けられたアート写真など、店内を彩るアイテムは、どれも目を惹くものばかり。それぞれが空間に溶け込むことで、このお店の素敵な世界観が作られているようだ。
聞けば、店主の宮本さんはもともとデザイナーで、BARをオープンする前はこの空間をオフィスとして使っていたらしい。デザイン事務所もさぞおしゃれな空間だったのだろう。
店内奥には4名ほどが入れる半個室もあるので、仲間と仕事帰りに立ち寄るにも良さそう。
ちなみに、こちらの棚にもアート・デザイン系の書籍がびっしり。でもよく見ると、中にはスノーボードなどウィンタースポーツに関する本もちらほら。ロッジのような雰囲気といい、お店と何か関係があるのかな?
聞いてみると、宮本さんの意外なルーツが明らかに! 店名の由来やBARをオープンした経緯などなど、残念ながらここでは語り切れないが、気になる方はぜひ宮本さん聞いてみて。
そうこうしているうちに、ディナータイムがスタート。
次々とお客さんがご来店。中にはオープン前から並んでいる人の姿もあったので、予約をしておくのもおすすめだ。
さて、メニューには人気のチーズキーマカレーをはじめ、多彩なカレーが勢揃い。
キーマカレー専門店だと思っていたけれど、意外にもチキンをベースにしたカレーもあった。MOKUBAZAを訪れると条件反射的についキーマカレーを頼んでしまうので、たまにはチキンもいいかなぁと思いつつも、結局一番人気のチーズキーマカレーをオーダー。......一度あの美味しさを知ってしまったら、しょうがない。
BARならではの充実したアルコールドリンクも嬉しい悩みどころ。
スパイシーなキーマカレーとの相性を考えながら、今回はウィスキーのソーダ割りにしてみることに。
やってきました。MOKUBAZAの一番人気、チーズキーマカレー。
キーマカレーをモッツァレラチーズですっぽり包んだその姿は、初めて見る人にとってけっこう衝撃的じゃないだろうか?
数種類のスパイスを混ぜ合わせたキーマカレーは、チーズ&卵黄のまろやかさと程よい辛さがあと引く美味しさ。ひと口食べると「おや?」なんだか個性的な香りが鼻に抜ける。その正体は、スパイスの女王と称されるカルダモン。一般的に香り付けに使用されることが多いスパイスだが、MOKUBAZAではホールで仕入れ、皮を剥いて中の種まで使っているのだそう。
「人によって好き嫌いが分かれるかもしれませんが、スパイス好きにはぜひ一度食べてもらいたいですね」と、店主の宮本さん。
スパイスのパンチが効いた美味しさは、お酒との相性も抜群。スプーンが止まらず、あっと言う間に完食してしまい、気がつけばほんのり汗をかいていた。
食後には、火照った体をクールダウンさせてくれる小さなワッフルコーンアイスが登場。
「あれ? MOKUBAZAにそんなデザートあったっけ?」と思ったあなたは、きっとMOKUBAZA通だろう。
実は、MOKUBAZAは+ A LITTLE "HAPPY"に参加中。
このカードを見せることで、ちょっとしたサービス(2017.12.6現在は、ワッフルコーンアイス)が付いてくるのだ。カードを持っている人だけが味わえる、メニューに載っていない特別感がまた嬉しい。
ごちそうさまでした。
お店を出ると、外はとっぷりと日が暮れていて、夜の風が心地いい。チーズキーマカレーの美味しさだけでも満足なのに、お酒も飲めて、アイスクリームのサービスまで付いてきて大満足。暖炉を囲む温かいロッジを訪れたような、ほっこりとした気持ちになれる素敵なお店。ぜひ一度、あなたも足を運んでみてほしい。
<今宵のディナー>
- チーズキーマカレー……¥1120-
- ラフロイグ ソーダ割り……¥900-
- ワッフルコーンアイスクリーム…… +A LITTLE "HAPPY"
>> 「+A LITTLE "HAPPY"」参加店舗一覧はこちら
>>ほかの+A LITTLE "HAPPY" 体験レポートはこちら
Text:Yuya Tsukune(OMOHARAREAL編集室)