デジタルなのにアナログな作品展
米原康正がキュレーションするギャラリー・tHE GALLERY HARAJUKUにて、2024年1月20日(土)〜1月28日(日)の期間で、Kawaii SKULLによる初個展「THE LIVING DEAD」が開催される。
Kawaii SKULLは、1999年兵庫県生まれのアーティスト。学生時代に建築や写真を学び、ピクセルを用いてデジタルへの依存性やバグなどを表現し始める。2021年8月〜12月にかけて、10,000点のNFTコレクション『Kawaii SKULL』を制作。日本のカードゲームなどのコレクション性や投機性、テクノロジーの進化によって新たに生まれたポップカルチャーをアートの世界に引用し、ドット絵やアニメーションを用いた作品づくりを行っている。
本展についてKawaii SKULLは「『THE LIVING DEAD』は、私の新たなドローイング作品と初のプリント展示です。過去の足跡を辿りながら、新しいスタイルと表現手法を模索するプロセスが作品に込められています。作品の中では自らを生ける屍と見立て、旅の中で見てきた風景や心情、出会った人々がスカルに具象化され、作品全体がその瞬間の感動や経験を映し出しています」とプレスリリースにコメントを寄せた。
ドットで描かれた骸骨の作品をキュレーターの米原康正に見せ「この作品デジタルに見えるけど全部アナログなんです。10,000個全部手で描きました」と話し(しかも10,000個が一瞬で完売)、米原を驚かせたというKawaii SKULL。先入観を逆手にとり、デジタル領域から逆輸入されたKawaii SKULLの作品群に驚かされることだろう。原宿でお気に入りのKawaii SKULLを見つけに繰り出してみてほしい。
■概要
Kawaii SKULL個展「THE LIVING DEAD」
開催期間:2024年1月20日(土)〜1月28日(日)
営業時間:11:00~19:00
開催場所:tHE GALLERY HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前3丁目20-21 ベルウッド原宿1階-C
>>EDITOR’S VOICE
tHE GALLERY HARAJUKUから明治神宮前駅に向かって4分ほど歩いた場所にあるラフォーレ原宿では、1月25 日(木)より「ラフォーレグランバザール(LAFORET GARAND BAZAR) + ラフォーレ市場」が開催されます。ラフォーレ市場にはさまざまなクリエイターが参加するので、こちらも要チェックです。
Text:Arisa Watanabe
INFORMATION
神宮前のtHE GALLERY HARAJUKUにてKawaii SKULLの初個展が開催 ドット絵を手描きで制作
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前3丁目20-21 ベルウッド原宿1階-C
- 営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 月曜日・火曜日
