tHE GALLERY HARAJUKU/Mr.原宿・米原康正によるアート布教の社(やしろ)
(2023/09/22)
明治通りとキャットストリートの間、神宮前3丁目から2丁目へと抜けていく通称「とんちゃん通り」。商業化していく原宿エリアの中でも、古くからある居酒屋や古着屋などが立ち並び、混沌とした匂いを残している通りだ。そんな通りのちょうど真ん中に、キュレーター・編集者・アーティストとして知られる 米原康正 のギャラリー「tHE GALLERY HARAJUKU」がある。
ビームス原宿の脇道と、とんちゃん通りが交わる場所にぽっかり開いた扉を入れば、他では見られない「癖のあるアート作品」たちがいきいきと展示されている。
ファッション、アート問わず幅広い人脈を持ち、人種問わず老若男女に「よねちゃん」として慕われる米原康正。1995年から約30年弱、原宿にオフィスを構えながらその手腕と類稀なセンスで、時代を追い、最先端のカルチャーを見出してきた。満を持して、ギャラリーを原宿に立ち上げた理由を「癖があるギャラリーって、考えてみたら非常に少ない。あえて今ギャラリーを開く理由はここにある」と語る。
独自の審美眼で広大なインターネットの海、もしくは街で出会った新しい才能をサベージするのが米原流。「(アーティストの作品、価値観を原理として)信者を増やす行為こそアートだと考える」と豪語する米原康正にとって、「tHE GALLERY HARAJUKU」はまだ見ぬ新たなアートの魅力を説き、布教する場に他ならない。ギャラリー自体はコンパクトだが、鑑賞者に大きなインパクトを残す展示が見どころだ。
時代を見据え、追い続けた米原康正だからこそ実現できる多様な姿の原宿らしさ。“今”原宿で観ておくべきアートが詰まったギャラリーである。
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部
展示:糖衣華・泉谷しげる二人展「VS」
(2023年9月2日~18日)
ビームス原宿の脇道と、とんちゃん通りが交わる場所にぽっかり開いた扉を入れば、他では見られない「癖のあるアート作品」たちがいきいきと展示されている。
ファッション、アート問わず幅広い人脈を持ち、人種問わず老若男女に「よねちゃん」として慕われる米原康正。1995年から約30年弱、原宿にオフィスを構えながらその手腕と類稀なセンスで、時代を追い、最先端のカルチャーを見出してきた。満を持して、ギャラリーを原宿に立ち上げた理由を「癖があるギャラリーって、考えてみたら非常に少ない。あえて今ギャラリーを開く理由はここにある」と語る。
独自の審美眼で広大なインターネットの海、もしくは街で出会った新しい才能をサベージするのが米原流。「(アーティストの作品、価値観を原理として)信者を増やす行為こそアートだと考える」と豪語する米原康正にとって、「tHE GALLERY HARAJUKU」はまだ見ぬ新たなアートの魅力を説き、布教する場に他ならない。ギャラリー自体はコンパクトだが、鑑賞者に大きなインパクトを残す展示が見どころだ。
時代を見据え、追い続けた米原康正だからこそ実現できる多様な姿の原宿らしさ。“今”原宿で観ておくべきアートが詰まったギャラリーである。
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部
展示:糖衣華・泉谷しげる二人展「VS」
(2023年9月2日~18日)
INFORMATION
tHE GALLERY HARAJUKU(ザ ギャラリー ハラジュク)
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前3-20-21ベルウッド原宿1階-C
- 営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 火・水休廊(※会期によって異なる場合あり)