Feb gallery Tokyo/街の隙間に、人と人を繋げるアートが浮かぶ
(2021/10/29)
公園ではしゃぐ子供たちの笑い声が心地よく響く南青山の住宅街。道から伸びる階段の中腹、街の隙間に浮かぶ雲のようにFeb gallery Tokyoはある。比喩として「雲」を用いた理由は立地の他にいくつかある。
一つは、入り口へと続く印象的なアプローチから、内観に至るまで塗られた白が雲を彷彿とさせること。また、浮かぶ雲さながらに天井に設置された360°カメラは、空間、人、作品を捉え、大型モニターの中でひと繋ぎしているのも象徴的だ。
高い天井や大きな窓からは充分に光が射し、青山の住宅街にありながらアメリカ・西海岸のビーチエリアのように開放的でリラックスした雰囲気。連なる細い柱は、もともとの建物を活かした部分。和風のレトロな一軒家だった構造はそのままに、洗練された空間へと変貌を遂げた。
オーナーはミュージシャン・アーティストとして活動する藤井フミヤさん。コロナ禍で薄れてしまった人と人との繋がりや出会いを、アートを通じて再発見したいという思いがあるそうだ。
長年に渡る芸能・アート活動とは一線を画し、あくまで個人のギャラリーとして、若手の発掘や人の繋がりの充実に取り組む。展示の他、家族で参加できるワークショップも開催していく予定。
ギャラリーの冠、“Feb”は藤井フミヤさんの頭の中にふと浮かんだ単語とのこと。直感的で寛容で柔軟。オーナー・藤井フミヤさんの人柄もまた、雲のように掴みどころがないのかもしれない。
※写真はギャラリーオープン第1弾企画展「Keep in touch」
(2021年10月4日〜11月14日)
※来館は予約制
(本記事ページ【関連URL】にギャラリーオフィシャルサイト予約ページへのリンクを掲載)
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL 編集部
一つは、入り口へと続く印象的なアプローチから、内観に至るまで塗られた白が雲を彷彿とさせること。また、浮かぶ雲さながらに天井に設置された360°カメラは、空間、人、作品を捉え、大型モニターの中でひと繋ぎしているのも象徴的だ。
高い天井や大きな窓からは充分に光が射し、青山の住宅街にありながらアメリカ・西海岸のビーチエリアのように開放的でリラックスした雰囲気。連なる細い柱は、もともとの建物を活かした部分。和風のレトロな一軒家だった構造はそのままに、洗練された空間へと変貌を遂げた。
オーナーはミュージシャン・アーティストとして活動する藤井フミヤさん。コロナ禍で薄れてしまった人と人との繋がりや出会いを、アートを通じて再発見したいという思いがあるそうだ。
長年に渡る芸能・アート活動とは一線を画し、あくまで個人のギャラリーとして、若手の発掘や人の繋がりの充実に取り組む。展示の他、家族で参加できるワークショップも開催していく予定。
ギャラリーの冠、“Feb”は藤井フミヤさんの頭の中にふと浮かんだ単語とのこと。直感的で寛容で柔軟。オーナー・藤井フミヤさんの人柄もまた、雲のように掴みどころがないのかもしれない。
※写真はギャラリーオープン第1弾企画展「Keep in touch」
(2021年10月4日〜11月14日)
※来館は予約制
(本記事ページ【関連URL】にギャラリーオフィシャルサイト予約ページへのリンクを掲載)
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL 編集部
INFORMATION
Feb gallery Tokyo
- 住所
- 東京都港区南青山4-8-25
- 営業時間
- 11:00-18:00
- 定休日
- 水曜日(「Keep in touch」開催期間中)