GALLERY TARGET/スピリットを受け継ぎ、剛柔併せ持つ深化したアート空間
(2023/06/01)
2007年から神宮前2丁目に居を構えていたGALLERY TARGETが2023年4月から神宮前5丁目に移転。
TARGETと言えば、ロッカクアヤコ、高木耕一郎、KYNE、LYといった、原宿はもちろん、至るところでその作品を見たことがあるのでは、というアーティストが所属している。それはキャンバスに限らず、ミューラル(壁画)かもしれないし、店に並ぶTシャツのグラフィックかもしれない。そんな名だたるアーティストを輩出してきたTARGETは、原宿を象徴する現代ポップアートの名門と言っても過言ではないだろう。
そして2023年、TARGETは16年間親しんだ場所を離れて生まれ変わった。新しい場所は表参道からほど近いにも関わらず、心地よい静寂に包まれる。新築のビルの1Fエントランスからアプローチがスラッと伸び、壁を隔てた向こう側への期待感を高めてくれる構造だ。
レセプションの前を折り返せば、開放感のあるメイン展示室がお目見え。ほどよく光が入り、木とコンクリート、白い壁面が調和した空間が広がる。
硬い素材と柔らかい素材が入り混じる空間は、ポップでありながらも、芯のある先鋭的な現代アーティストたちを一貫して紹介してきたGALLERY TARGETの質実な性格を具現化しているようにも感じた。
新しいTARGETの柿落としを飾った ジェフ・マクフェトリッジ(Geoff McFetridge)は、OMOHARAREALのインタビューで「以前のスピリットを受け継いだ素晴らしい空間」と評している。
剛と柔がグラデーションのように交わるアート空間で、これからさまざまなアーティストたちの展示を見られるのが楽しみだ。
展示:Geoff McFetridge「BELIEF IN SPRING (ASLEEP UNDER ICE)」(2023年4月21日〜5月13日)
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部
TARGETと言えば、ロッカクアヤコ、高木耕一郎、KYNE、LYといった、原宿はもちろん、至るところでその作品を見たことがあるのでは、というアーティストが所属している。それはキャンバスに限らず、ミューラル(壁画)かもしれないし、店に並ぶTシャツのグラフィックかもしれない。そんな名だたるアーティストを輩出してきたTARGETは、原宿を象徴する現代ポップアートの名門と言っても過言ではないだろう。
そして2023年、TARGETは16年間親しんだ場所を離れて生まれ変わった。新しい場所は表参道からほど近いにも関わらず、心地よい静寂に包まれる。新築のビルの1Fエントランスからアプローチがスラッと伸び、壁を隔てた向こう側への期待感を高めてくれる構造だ。
レセプションの前を折り返せば、開放感のあるメイン展示室がお目見え。ほどよく光が入り、木とコンクリート、白い壁面が調和した空間が広がる。
硬い素材と柔らかい素材が入り混じる空間は、ポップでありながらも、芯のある先鋭的な現代アーティストたちを一貫して紹介してきたGALLERY TARGETの質実な性格を具現化しているようにも感じた。
新しいTARGETの柿落としを飾った ジェフ・マクフェトリッジ(Geoff McFetridge)は、OMOHARAREALのインタビューで「以前のスピリットを受け継いだ素晴らしい空間」と評している。
剛と柔がグラデーションのように交わるアート空間で、これからさまざまなアーティストたちの展示を見られるのが楽しみだ。
展示:Geoff McFetridge「BELIEF IN SPRING (ASLEEP UNDER ICE)」(2023年4月21日〜5月13日)
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部
