「メンズ/レディースどちらも着たことがある」は8割超え
表参道&原宿に関するアンケート調査を通して、街の今の気分をキャッチしようというコーナー「OMOHARA総研」。OMOHARAREALのSNSを活用して、街のユーザーのリアルな思考・感覚を探ります!
※OMOHARAREALのInstagramでは、フォロワーの88%が「月に1度は表参道か原宿に来る」と回答。年齢層は1位が25-34歳(37%)、2位が35-44歳(25%)、3位が18-24歳(20%)(2019年4月9日時点)。現在のフォロワー数8,423人(2020年6月3日時点)。
【アンケート調査①】
「服を買うとき、メンズ/レディースを意識する?」
ここ数年で、agnès b. SHIBUYA、H BEAUTY&YOUTHなど、ショーウィンドウや店内の陳列をジェンダーレス(社会的性差を区別しない考え方)に展開しているファッションブランドがこの街では増加中。
では実際のところ、この街で、どれくらいの生活者がメンズ/レディースを意識せずに服を買っているのだろうか。
【調査結果】
意識する:60%
意識しない:40%
(回答数80名)
ということで、4割が「意識しない」と回答。3人に1人以上の割合で、普段からメンズ/レディースを気にせず服を選んでいるという結果に。
【アンケート調査②】
「メンズ/レディース、どちらの服も着たことがある?」
一方で、60%とまだ過半数の人々が、服を選ぶ際にはメンズ/レディースを「意識する」という状況。今後、ファッションのジェンダーレス化はどこまで浸透するのだろうか。
そこで、過去にメンズ/レディース両方の服を着たことがある人の割合を調査してみると。
【調査結果】
ある:85%
ない:15%
(回答数84名)
ということで、8割以上の人々がメンズ/レディース両方の着用経験があることが判明。「メンズ/レディースを意識はするが、自分に似合えば購入する」と考える人も多いよう。ファッションブランドのジェンダーフリーな陳列は、そんな生活者のニーズに応えるものであり、今後もこの流れは加速しそう。
ファッションの他にも、この街ではコスメブランドから商業施設のトイレまで、様々なシーンにおいてジェンダーレスな取り組みが行われている。世の中の気分をいち早く捉えるこの街が、引き続き時代の先端の感度をもった生活者を集め続けること、そしてまた新たなファッションの形を誕生させることにも期待したい。
Text:Takeshi koh