ラフォーレ原宿社長/表参道ヒルズ初代館長が明かす「街の名物」たちの誕生秘話
(2020/11/20)
「原宿のシンボル」。そう聞けば世代を問わず誰もが反射的に「ラフォーレ原宿」を思い浮かべるほど、その存在感は絶大だ。1978年に開業して以来40年以上にわたり街を背負い続けるこのファッションビルを現在牽引するのは、株式会社ラフォーレ原宿社長・荒川信雄。長蛇の列をつくるグランバザール、ケヤキ並木のイルミネーションなど多くの原宿名物が生まれる瞬間を影で支え、2006年に誕生した表参道ヒルズの初代館長としても街の進化に深く関与した男。街の2つのシンボルのトップを経験した彼に、表参道・原宿はどう映っているのだろうか。荒川氏の“オモハラ観”を覗かせていただいた。
《Profile》
1964年、茨城県笠間市(旧岩間町)生まれ。慶応義塾大学卒業後、1987年森ビル株式会社へ入社。1989年ラフォーレ原宿へ配属、2006年から表参道ヒルズの初代館長などを経て、2014年株式会社ラフォーレ原宿の代表取締役社長に就任。森ビル株式会社の執行役員を兼任。趣味のサッカーではシニア50東京代表として東アジア大会に出場。
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