■当時の「神宮前駅」にタイムスリップ
出典:銀座線リニューアルサイト
当時のホームの様子。ホームを支える柱には、当時の接合部品であるリベットがたくさん打ち込まれている。
現在眠っている旧ホーム(出典:銀座線リニューアルサイト)
壁に注目してみると、千代田線の方向を示す掲示がある。現在の銀座線表参道駅は、千代田線には改札内で乗り換えができるが、当時は一度地上に出てまた別の階段を降りなければならなかった。
出典:銀座線リニューアルサイト
昔と今の乗降者数の違いも東京メトロに聞いてみると、「青山六丁目駅」ができた昭和13年(1938)度時点で、虎ノ門~渋谷駅間の一日の平均乗降客数は、2万3,654人。現在はというと、85万9,525人(2019年度の各駅の乗降人員の合算値)と桁違い! 表参道駅だけでも18万人いるのだ。
出典:銀座線リニューアルサイト
今の人数では捌き切れないだろうが、当時は有人の改札だった。
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