
見るからに只者ではない!達人の風格を漂わせる白川さんにインタビュー
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。みんな何をしにやってきて、どこへ行くのだろう?仕事?遊び?実際に住んでいる人もいるかもしれない。それぞれの街の楽しみ方を紐解けば、きっと私たちが知らない新しい魅力を発見できるかも。表参道・原宿を訪れた理由や、思い出など、それぞれの“オモハラ観”を聞いた。
ついに見つけた!オモハラが地元のアーティスト・白川深紅さんをスナップ
名前:白川深紅(しらかわ しんく)
職業:学生・アーティスト
住んでいるエリア:渋谷区
オモハラエリアの好きなお店:La Fee Delice (ラ フェ デリース)、SPIRAL、NUMBER SUGAR
Instagram:@syncsiro
ー今日は何しにオモハラへ来ましたか?
ヘアサロンで髪の毛を切って、セットしてもらってきました。いつも行っている、「YOKE」というヘアサロンで、昔は青山の方にあったんですけど今は確か住所は渋谷ですね。
そのあと自転車でぶらぶらしてNUMBER SUGARでキャラメルを調達したところです
ー表参道・原宿のエリアで気になるお店、ブランドはありますか?
お気に入りのお店があってもなくなってしまったり、近くに住んでいると意外と行かなかったりするんですよね。その中で挙げるとすれば、長い歴史がある「まい泉」とか。
キャットストリート近くにあるLa Fee Delice (ラ フェ デリース)というガレット屋さんも、おいしくてオシャレで最高です!
ブランドだと、カール・ラガーフェルドが好きなのでGYREにあるCHANELに行きます。
ー表参道・原宿エリアの好きな過ごし方
自転車でアート展を回るのが好きですね。昔からエスパス ルイヴィトンは良く行っていましたし、SPIRAL(スパイラル)にもちょくちょく展示を観に足を運びます。
ー表参道・原宿に来る頻度は?
街に出て店を回ったりするのは月1くらいかな。実は今日も久しぶりなんです。最近までインドに行っていました。私は東京藝大の先端芸術表現科というところに通っていて、仏教を始め、アジアの密教を題材に作品を制作しているんです。なので仏教の聖地を巡っていたんですけど、いいインスピレーションをたくさん得られました。ダライ・ラマの講義も聞いてきけたんですよ!
ー初めて表参道・原宿に来たのはいつ?
生まれ育った街なので、最初の記憶というとハッキリは分からないけど、小さい頃はKIDDY LANDに行っていました。実家が今の家に引っ越す前は、もっと原宿に近いところに住んでいたので原宿の賑わいを当たり前に感じていました。
ー表参道・原宿で印象に残っているエピソードを教えてください
「同潤会青山アパートメント」がなくなってから「表参道ヒルズ」が出来たとき(2006年2月)すぐそこにある神宮前小学校に通っていて、ちょうど小学校1年生だったと思います。表参道ヒルズを設計した安藤忠男さんが私たち神宮前小学校の生徒を招いて、表参道ヒルズを案内してくれたことが記憶に残っています。
当初は小学校が表参道ヒルズの屋上に移設される予定だったらしいんです。ただ、住民の反対によってその計画はなくなり、今も小学校がそのまま残っているということらしいです。
ちなみに神小(神宮前小学校)の校章は3種の神器がモチーフになっています!この辺には水車があったので水車のモチーフも見ることができますよ。
ーあなたにとって表参道・原宿とは?
生まれ育った場所。キラキラ楽しい街。 その一方で昔からあるお店がどんどんなくなってしまうのは悲しいです。
ー最後に一言
恵比寿駅のガード下の絵を描いているのは私です。表参道・原宿の街にも作品を残せたらいいな。
ファッションも好きな深紅さん。直近のインド旅行で買ってきたという服。髪型もバッチリで似合いすぎている。
>>EDITOR'S VOICE
ついにVol.30にして、表参道・原宿育ちで現在も在住している人に巡り会うことができた。インパクトある出立ちで愛車の電動自転車にまたがって休憩しているところ、強烈に目を惹かれ声をかけさせてもらったのだが、地元の人だということを聞き、テンションがめちゃくちゃアガってしまった次第だ。やはり地元視点の“オモハラ”の話は面白いし興味は尽きない。これからアーティストとして大きく羽ばたいていくであろう深紅さん(ちなみに本名だそうです)。今後もその動向を追っていきたい。
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部