grounds STORE 001/浮かぶ家、浮かぶ靴
(2023/09/13)
神宮前5丁目、渋谷方面に向かうキャットストリート裏手の一軒家。ここはフットウェアブランドgrounds(グラウンズ)初の旗艦店である。
パッと見は、70年代の一般的な日本家屋。しかし、中に入ればgroundsが掲げる“重力”をコンセプトとした独創的なシューズの“浮遊感”と、居住空間の名残りとの“違和感”が融合した空間が広がる。
グレーチングの床と天井の間、“居間”だった1階にシューズが浮かぶように並ぶ。さらにキッチンや風呂場、押し入れまで、かつての姿を残しながら店舗として活かされている、見たことのないような独創的なショップだ。フューチャリスティックなソールとシーズンごとに生み出される様々なテイストのアッパーを融合したgroundsのクリエイションを空間からも感じ取れる。
内装を手がけたのは 「SKWAT」 の活動などで知られ、表参道・原宿エリアでも多くのアイコニックな商業空間、企業オフィスを手がけてきたDAIKEI MILLS。代表の 中村圭佑が、groundsデザイナー・坂部三樹郎(サカベミキオ)とのコミュニケーションからブランドの特性を汲み取り、この空間を作り上げた。
レトロな生活空間とインダストリアルな素材、アメリカ・西海岸の砂漠地帯で見るような多肉植物を植栽など、異なる要素の組み合わせながら見栄えする空間は実際に体験してこそ。生々しい生活感が残る中に置かれたシューズが強烈な存在感を放つ。かっこいい店は数あれど、驚かせてくれる店は表参道・原宿でも屈指だ。
街で見かける以上にgroundsのシューズの魅力が際立つ、手に入れたくなること必至の異次元のショップに、ぜひ足を踏み入れてみてほしい。
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部
パッと見は、70年代の一般的な日本家屋。しかし、中に入ればgroundsが掲げる“重力”をコンセプトとした独創的なシューズの“浮遊感”と、居住空間の名残りとの“違和感”が融合した空間が広がる。
グレーチングの床と天井の間、“居間”だった1階にシューズが浮かぶように並ぶ。さらにキッチンや風呂場、押し入れまで、かつての姿を残しながら店舗として活かされている、見たことのないような独創的なショップだ。フューチャリスティックなソールとシーズンごとに生み出される様々なテイストのアッパーを融合したgroundsのクリエイションを空間からも感じ取れる。
内装を手がけたのは 「SKWAT」 の活動などで知られ、表参道・原宿エリアでも多くのアイコニックな商業空間、企業オフィスを手がけてきたDAIKEI MILLS。代表の 中村圭佑が、groundsデザイナー・坂部三樹郎(サカベミキオ)とのコミュニケーションからブランドの特性を汲み取り、この空間を作り上げた。
レトロな生活空間とインダストリアルな素材、アメリカ・西海岸の砂漠地帯で見るような多肉植物を植栽など、異なる要素の組み合わせながら見栄えする空間は実際に体験してこそ。生々しい生活感が残る中に置かれたシューズが強烈な存在感を放つ。かっこいい店は数あれど、驚かせてくれる店は表参道・原宿でも屈指だ。
街で見かける以上にgroundsのシューズの魅力が際立つ、手に入れたくなること必至の異次元のショップに、ぜひ足を踏み入れてみてほしい。
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL編集部