裏原宿「VACANT」創設メンバー・中村圭佑 「SKWAT」で空き物件を“占拠”し始めた理由
(2020/08/07)
2009年、24歳にして同世代の仲間たちと裏原宿にフリースペース「VACANT」を設立すると、前衛的アーティスト集団・Chim↑Pomを招いたオープニングイベントを皮切りに、この“空っぽ”の箱で10年間にわたり様々な化学反応を起こし続けた。2011年に立ち上げた設計事務所・DAIKEI MILLSでは世界に活動の幅を広げながら、CIBONE AOYAMA、6(ROKU)、avex、Artek Tokyo Storeなど、この街でも様々な空間を設計。そして2020年、原宿周辺の空きスペースを“占拠”し、カルチャー・アートの発信拠点とする新たな活動「SKWAT」をスタート。彼は今、この街で何を起こそうとしている? 中村圭佑氏の“オモハラ観”を覗いてみた。
《PROFILE》
1983年静岡県浜松市生まれ。2009年に仲間たち5人とフリースペース「VACANT」を設立。2011年に設計事務所「DAIKEI MILLS」を設立。CIBONE AOYAMA、6(ROKU)、Artek Tokyo Storeなどの商業空間からavex、Rocket Company、Takramなど錚々たるクリエイティブ企業のオフィスまで様々な空間デザインを手掛ける。2020年、新プロジェクト「SKWAT」を開始。
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