おいしそう(!?)な本が並ぶ本屋さん「yummy books」 からのメッセージ
表参道、原宿は常に沢山の人で溢れ、新しい文化を発信するだけではなく、それを求め集まった人たちの知的好奇心を満たす不思議な魅力があります。しかし今その電波は小さく微力になり、街全体が声を潜めている状況です。受信してくれるお客様がいない、声が聞こえないのです。
営業自粛や時間短縮ムードの中、オープンしている小さなお店もあります。軽視してはならない状況ですが、この街の施設・店・ギャラリーの皆様は、十分注意し、規律ある街としてこの危機を乗り越えて行きましょう。
自粛ムードが続きますが、街ですれ違う見知らぬ人、マスクをしていない人を見かけたら、持っている人は新しい一枚をそっと手渡す『マスクtoマスク』を実践するのはどうでしょうか。これを連鎖させれば、きっとみんなが優しくなり、ウイルスの拡散も防止になるのではないかと思っています。
たとえ新型コロナウイルスが落ち着いたとしても、人々は落ち着いてはいけない。これから先も、現状で意識的にやっているようなうがい、手洗い、アルコール消毒、換気を日常化することが大切ではないでしょうか。
日本は災害に強い、我慢強いと思われがちですが、それは目標がはっきりと目に見える形でしか立ち向かえないのではと最近感じています。しかも今回のように立ち向かう相手がウイルスで、全世界規模のものとなれば、何もできない、何もしないのが安全だと、息を潜めてしまいがちです。
少しずつでも、自分ができること、やるべきことを考えて、前へ進みましょう!
■yummy books
「COMMUNE」内にある書店。オーナー曰く、いい本とは「いい匂いにつられて、思わず手にしてしまうようなおいしそうな本」なのだとか。店内に並ぶ本は絵本に哲学書、話題の新刊と幅広く、知識豊富で喋ることが大好きなオーナーとの会話を楽しみに訪れるファンも多い。