新しいカルチャーがこの場所で作られる予感。
表参道駅すぐの開放的なスペースに、お酒やフードが楽しめる屋台村「COMMUNE 2nd」があったが、2019年9月末でクローズ。今回、お酒やタバコを禁止し、名前を「COMMUNE」に変えてヘルシーに生まれ変わると聞きつけたのでプレオープン(2019年11月1日〜)の今、行ってみた。ちなみに、グランドオープンは12月初旬の予定。
「新しい時代とともに、新しいカルチャーをここ青山で皆さんと一緒に作っていけたらと思っています。」と「COMMUNE」のSNS上にもあるように、どんな場所になっていくのかプレオープンの様子をご紹介!
場所は、表参道駅すぐ、246通り沿い。まず、目に飛び込んでくる看板には、「COMMUNE」のロゴがあった。このネオンの看板が、リニューアルを感じさせた。
この場所は、以前、遊休地をコミュニテイ型の商業空間と活用する形で、「246COMMON」を作った。その後「COMMUNE246」、「COMMUNE 2nd」と名前とコンセプトをアップデートしながら、変化し続けていった。写真右上には、「COMMUNE246」の看板が残っており、過去の歴史も残されている。
さらに、「COMMUNE 2nd」のMAPも。過去が活かされた空間で面白い。
こちらは「COMMUNE」の看板の下にあるKIOSK。以前あったTOBACCO STANDは、8月末で閉店し、お酒やタバコの販売はしていない。カウンターに座ってお茶するのも良し、外の席でぼーっとするのも良し。各々の時間をゆっくりと過ごしていただきたい。
この「ホワイトティー&グリーンティー」は、良い香りが口に広がる美味しいお茶。なくなり次第終了なので、お早めに。
KIOSKの中にある「STOKCKHOLM ROAST TOKYO」のコーヒーもおすすめ。カウンターでスタッフさんとの会話も楽しんでみて。好みを伝えたら、おすすめのドリンクを見つけてくれるはず。実際に来店されたお客様と会話している様子は、都会の忙しさを忘れて、人と人とが気軽にコミュニケーションを取れる空間で居心地が良い。
入り口には、Farmers Marketエリアが誕生。毎日、千葉・茨城・関西の野菜などが勢揃いしている。
新鮮な野菜、フルーツ、魚の干物や缶詰など様々なものが揃うので、表参道でスーパーが閉店し買い物難民だった、という方にも朗報!
コーヒー片手にFarmers Marketにふらっと行ってみてはいかがだろうか。その場で野菜やフルーツのことを詳しく聞いてみると買いたいものが見つかるはず。
関西の野菜「平田屋」では、「奈良、滋賀、大阪、長崎の食べごろの野菜を販売している」と話していただいた。
まだスタートしていなかったが今後「COMMUNE」では、このFarmers Marketで買った野菜などをどこかで調理して食べることができるようしていきたいとのこと。まさに、食べごろの野菜などを調理してもらい、その場で食べることができるのならば、もっとFarmers Marketを利用したくなりそうだ。
まだ準備中の様子だったが、「COMMUNE」で使われる食器は、プラスチックフリーにしていく計画だ。この「KINTO」の器で提供し、捨てずに洗って使い回すのだとか。未来のための行動は、利用する側も良い気分!
こちらは、築地でコールドプレスジュースを販売している「築地果汁創作所」。2019年11月1日〜12月29日まで初のポップアップショップとしてオープンした。
コールドプレスジュースは、水も砂糖も一切使わない完全無添加。「01」は小松菜、セロリ、りんごが入っていて飲みやすい。
そして、こちらの「ドラゴンバナナスムージー」は、ドラゴンフルーツが入っていて色鮮やか!DOMESPACEは、座るスペースがあるので、その場で気軽に飲んでいただきたい。数種類のスムージーは、ここでしか飲めないので要チェック。築地の「築地果汁創作所」では販売していないとのこと。
スムージーやコールドプレスジュースは、数種類あるのでどれにするか迷ってしまいそう。そんなときは、購入前にお店のスタッフさんに気軽に聞いてみて。どんな色なのか、飲みやすさ、人気商品など、優しく教えてくれる。ちなみに、こちらのお店はキャッシュレスなので現金しか持ち歩いてない!という方はご注意を。
さらに「築地果汁創作所」では、「CURATIVE KITCHEN(キュラティブ キッチン)表参道」のお弁当を毎日、MEATかFISHの2種類、個数限定で販売中。1つのお弁当から色々な味が味わえて、見た目も楽しい、ヘルシーなランチボックス。
プレオープン当日は、まだ看板もついていなかった「Taste It!」。ここでもプラスチックフリーを意識したサトウキビで出来たフードパックを使う予定だ。「太らない担々麺」、「おにぎらず」、「薬膳カレー」などテイクアウトしやすいメニューを提供していくとのことなので、ランチなどで利用してみてはいかがだろうか。
お酒やタバコがなくなり、Farmers Marketやフードコート、プラスチックフリー、そしてグリーンの多い場所へ、生まれ変わっていく「COMMUNE」。
都会の真ん中にある表参道という場所で、日常から少し離れて過ごす時間。会話を楽しみ、人と人との繋がりや人々の温かさを感じられる空間。「COMMUNE」が表参道という場所で示す新たな時代の真の「ヘルシー」を見た気がした。
COMMUNE
Text : Ayaka Hashida