【「表参道・原宿は私が成長してきた街」ペインター・Lyさんからのメッセージ】
とても怖いことが世界で起こっている中、私は変わらず篭って制作ばかりしています。
愛する人や愛する我が子、大切な家族が病気になって苦しむことがないように日々願い、気をつけています。
原宿では新しく、これから描く壁が待っています。
この壁を制作し見上げることができる時、また当たり前にあった愛すべき原宿に人が溢れていることを願っています。
Ly/白と黒とグレーを使い、海外で訪れた街並みや、幼い時から妄想していたランドスケープ(風景)を描くペインター。その風景には自身の気持ちや想いを投影したモンスターが彷徨う。東京を中心に、アメリカ、パリ、バンコク、マレーシアなど国内外でミューラル(壁画)を残している。高校生の時からハーモニー・コリンが神様。(公式サイトはこちら)
上の写真は、Lyさんが表参道・原宿エリアで最初に描いたミューラル作品。アメリカンダイナー「San Francisco Peaks」の壁面に現れたモンスター「HATEくん」。インタビュー記事:「“オモハラの黒いモンスター”の生みの親。ペインター・Ly氏が語る、この街の壁にペイントを描き続ける理由」より
その4年後に、「San Francisco Peaks」の壁にもう一体のモンスターを追加した。「『San Francisco Peaks』で2回目のペイントをしてるとき、絵が描けないほどいろんな人に声を掛けられたの。小学生から『通学路なんでずっとこの絵見てますよ』とか、隣のビルのオーナーさんから『この絵、子供たちに人気だよ』とか言われて。普段アートに触れないかもしれない人たちからの反響を感じると、自分のミューラルが地域に根付いてるんだって思えて、嬉しかったな」