MAHO KUBOTA GALLERY/自分と世界を知覚するアート
(2020/10/30)
キラー通りから道1本奥に入ると、空気がスッと穏やかになる。青山熊野神社の枇杷の木を横目に進めば、「MAHO KUBOTA GALLERY」と記されたウェルカムサインが目に入るだろう。
ギャラリーには国内外の17名のアーティストが所属しており(2020年現在)、基本的にその作品によって展示が構成される。オーナーである久保田氏が目利きする際のカギは、鑑賞者を惹きつけるビジュアルインパクト、そして2つのテーマ「ジェンダー」と「脳科学・認知心理学」だという。
社会での役割・他者との関わりを浮き彫りにする、ジェンダー的な視点を持ったアート。そして視覚情報を脳内で処理し、噛み砕いて認識するプロセスを感じさせるアート。それらがこのギャラリーの柱となっている。
アートへの認知心理学的アプローチについて尋ねると、久保田氏は太古のレリーフや象形文字などの例を出し、所属アーティストのジュリアン・オピー氏の作品と比較して解説してくれた(面白くて仕方がない、といったお話ぶりが印象的!)。
ギャラリーが位置する神宮前アドレスは、原宿と青山の文化の交差点。感性を刺激するデザインや建築に囲まれ、すぐ側には鎌倉時代からの古道「勢揃坂」が静かにのびる魅力的な環境だ。
エントランスはオープンな雰囲気で来訪者に開かれているので、街歩きの中でぜひ立ち寄ってみよう。ここで出会うアートが、自分自身や世界を再認識するきっかけをくれるはずだ。
※写真は、長島有里枝氏による個展「B&W」
(2020年10月16日〜11月21日)
Text / Photo : Mika Kosugi
ギャラリーには国内外の17名のアーティストが所属しており(2020年現在)、基本的にその作品によって展示が構成される。オーナーである久保田氏が目利きする際のカギは、鑑賞者を惹きつけるビジュアルインパクト、そして2つのテーマ「ジェンダー」と「脳科学・認知心理学」だという。
社会での役割・他者との関わりを浮き彫りにする、ジェンダー的な視点を持ったアート。そして視覚情報を脳内で処理し、噛み砕いて認識するプロセスを感じさせるアート。それらがこのギャラリーの柱となっている。
アートへの認知心理学的アプローチについて尋ねると、久保田氏は太古のレリーフや象形文字などの例を出し、所属アーティストのジュリアン・オピー氏の作品と比較して解説してくれた(面白くて仕方がない、といったお話ぶりが印象的!)。
ギャラリーが位置する神宮前アドレスは、原宿と青山の文化の交差点。感性を刺激するデザインや建築に囲まれ、すぐ側には鎌倉時代からの古道「勢揃坂」が静かにのびる魅力的な環境だ。
エントランスはオープンな雰囲気で来訪者に開かれているので、街歩きの中でぜひ立ち寄ってみよう。ここで出会うアートが、自分自身や世界を再認識するきっかけをくれるはずだ。
※写真は、長島有里枝氏による個展「B&W」
(2020年10月16日〜11月21日)
Text / Photo : Mika Kosugi
INFORMATION
MAHO KUBOTA GALLERY
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前2-4-7-1F
- 電話
- 03-6434-7716
- 営業時間
- 12:00~19:00
- 定休日
- 日・月曜、祝日