時を超えて世界を旅する”猫”
神宮前のtHE GALLERY HARAJUKUにて、アーティスト・George Bayer(ジョージ・ベイヤー)による個展「Le Chat Tokyo」が、2023年11月17日(金)〜11月26日(日)の期間で開催される。
tHE GALLERY HARAJUKUは、米原康正がキュレーションするギャラリー。先日11月5日(日)までは、角度で変わるニットアートを楽しめるURAYUTAKA(ウラユタカ)の個展「sympathy for the knitmaniac」が開催されていた。
今回展示を行うのは、国際的なアーティストであるジョージ・ベイヤー。数十年に及ぶキャリアをもち、世界のアートシーンにおける重要人物として知られる。そんな彼は幼少期を世界各地で過ごし、アートスクールを卒業後はテレビやフィルムの制作で世界中を飛び回った。それらの経験で培った独自の感性で人々を魅了するアーティストだ。特に6年間の日々を過ごした90年代の日本が彼の芸術性に多大な影響を与えたと言われている。
今回の個展名でもある「Le Chat」はフランス語で猫という意味。猫をミューズとして、幼い頃の冒険から大人の奥深い体験までを表現する。愛らしい猫のモチーフに自身の多様な背景が反映された作品たち。様々なシチュエーションやスタイルを投影し、ユーモアと真面目さが共存するものとなっている。今回は国境や時代を超えた21枚のユニークな作品たちが並ぶ。
日本のために作られたシリーズだというLe Chat。今や自身のアルターエゴと表現するほど思い入れのあるものとなった。さまざまな人種、年代、感性が交わるとんちゃん通りで、ジョージ・ベイヤーとLe Chatが歩んできた世界に飛び込んでみては。
■概要
George Bayer個展「Le Chat Tokyo」
開催期間:11月17日(金)~11月26日(日)
営業時間:11:00〜19:00
開催場所:tHE GALLERY HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前3丁目20-21 ベルウッド原宿1階-C
休廊日:月・火
>>EDITOR’S VOICE
tHE GALLERY HARAJUKUから4分ほど歩いたNANZUKA UNDERGROUNDで今週末から、ヘブル・ブラントリーの新作個展「Traveling Without Moving」が開催される。肩肘張らず、アートを楽しみながら世界が抱える課題に向き合える展示会となっているので、こちらも是非足を運んでみて欲しい。
Text:Tota Mizutani
INFORMATION
神宮前・tHE GALLERY HARAJUKUにてGeorge Bayerの個展が開催 “猫”をモチーフにした最新作
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前3丁目20-21ベルウッド原宿1階-C
- 営業時間
- 11:00〜19:00
- 定休日
- 月曜日、火曜日