古家をアートで“占拠する”
2019年12月21日(土)「SKWAT(スクワット)」が始動! 2019年12月21日(土)〜の約2ヶ月間は、アートブックストア「Thousandbooks」を期間限定で展開中。
建物名でもあり、活動名でもある「SKWAT(スクワット)」は、「CIBONE AOYAMA」や「avex」、「Artek Tokyo Store」などを手掛けている設計事務所「DAIKEI MILLS」の考えを具現化するための手段であり思想のようなもの。普段は設計し作り終えたら、クライアントに引き渡して終わるBtoBの仕事だが、“引き渡したその後も自ら関われたら”という思いからこの活動が発足した。
そもそも「SKWAT(スクワット)」は、“占拠する”という意味。元々古家だった場所を占拠し、今回はアートブックを取り扱う「twelvebooks」と共に、アートブックストア「Thousandbooks」を展開。ここでは500タイトル以上のアートブックがオール1,000円という破格の値段で販売される。店内には椅子も置いてあり、ちょっとした隙間時間に来れる文化的なスポットになっている。
内装のコンセプトは、“クラシックとコンテンポラリーの対比”。くたびれた古家の要素もそのまま残しつつ、メインの壁全面には最古のライブラリーをプリントしたクロスが貼られ、その棚には現代的なアートブックが並んでいる。“元からある古いものを活かして、新しいアイデアで面白いものに変える”というのもスクワットの考えの一つ。看板がコンクリートブロックだったり、店内のサイン照明がレントゲン写真を見るときの装置だったり、既存のものにスクワットし、気取らないセンスで生き返らせている。
このアートブックストアが終了した後も、さまざまな取り組みを行う予定。開催内容が変わるたびに内装だけでなく外装も変えるそう。
「SKWAT(スクワット)」は、この場所に限定するものではなく、”ある事象”が派生的に広がっていくような活動のようなもの。初の拠点となるこの建物を中心に、どんな面白いことが広がっていくのか今後が楽しみ。1発目のアートブックストア「Thousandbooks」もしっかりと抑えておいていただきたい。
■概要
Thousandbooks
開催期間:2019年12月21日(土)〜約2ヶ月間
開催場所:SKWAT(スクワット)
住所:東京都渋谷区神宮前2-18-11
>>EDITOR’S VOICE
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Text:ayaka minoda
INFORMATION
「SKWAT(スクワット)」が始動!設計事務所「DAIKEI MILLS」が古家を占拠して期間限定でアートブックストアを展開
- 住所
- 東京都東京都渋谷区神宮前2-18-11
- 営業時間
- 火〜土12:00〜18:00
- 定休日
- 日、月