レセプションで「特製ハンバーグバオ」提供
神宮前のSOMSOC GALLERYにて、田辺美那子と查克林(Chakurin.Go)による二人展「ADME」が開催。2024年4月1日(月)~4月14日(日)まで。3月31日(日)の夜には、招待制のプライベートビューとレセプションパーティーを開催する。
田辺美那子は、1994年東京生まれのアーティスト。どこか滑稽さを感じさせる「田辺式シュールレアリズム」で、日常の些細なことからインスピレーションを受けて制作する。查克林は、中国出身、東京在住。ポストモダンの消費文化への批判を、おしゃれな「CITY POP」で訴える作風のアーティスト。作家のライフワークである人と食と都市風景を融合させた『Foodscapes』シリーズなどで知られる。
本展では、異なる背景を持つ二人のアーティストが感じた都市生活の不確実性をアートに昇華。再定義された「ADME」という言葉から掘り下げた都市生活の不安、不確実性の中で、創造力がどのように響くのか。二人の感覚と情熱が織りなす作品群が展示される。
「ADME」(アドメ)とは、吸収(Absorption)・分布(Distribution)・代謝(Metabolism)・排泄(Excretion)からなる略語で、生体において薬物が処理される過程を示す用語のこと。『我々はあくまで社会のいち細胞に過ぎず、代謝と自己崩壊を繰り返しながら都市に取り込まれていく。我々が住む都市は、多細胞生物のように、各細胞(=個人)を飲み込み、消化していく存在なのかもしれない』そんな感覚を出発点に、国籍も文化背景も異なる二人のアーティストが感じた共通認識を、都市生活と我々個人との関係性を軸に「The Artistry of a Dystopian Metropolis Echoes」(Artistry - 芸術性、Dystopian - ディストピア、Metropolis - 都市、Echoes - 残響)と定義した。
また、開催前日の3月31日(日)には、招待制のプライベートビューと、牛肉ハンバーグと中国のバオズ(包子)が組み合わさった「特製ハンバーグバオ」を提供するレセプションパーティも開催される予定。この「特製ハンバーグバオ」は両者の文化が融合した、今回の展示コンセプトを象徴するメニュー。神宮前のSOMSOC GALLERYを訪れて、シュール&おしゃれな切り口でみせる、2人の共通認識「ADME」を紐解いてみよう。
■概要
田辺美那子・查克林 二人展「ADME」
開催期間:2024年4月1日(月)~4月14日(日)
会場:SOMSOC GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前3-22-11
時間:13:00~19:00
定休日:初日以外の月曜日
>>EDITOR’S VOICE
SOMSOC GALLERYから歩いて約2分の場所に、古着の名門・ベルベルジン(BerBerJin)が運営する本格日田やきそばの店「来々軒」がオープンした。「!?」と思っている人は、【Direct News】の記事をチェックの上、足を運んでみて!
※敬称略
Text:miwo tsuji
INFORMATION
田辺美那子と查克林の二人展が神宮前・SOMSOC GALLERYにて開催 「ADME」をアートに昇華
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前3-22-11
- 営業時間
- 13:00~19:00
- 定休日
- 初日以外の月曜日
- 開催期間
- 2024年4月1日(月)~4月14日(日)