五感で“心の中の洞窟”と繋がる
南青山の+8 gallery & studioにて、アーティスト・デービス(DAVIS)による個展「And There I Found Myself」が開催。期間は2024年3月22日(金)〜3月24日(日)まで。
デービスは、様々なモノとの出会いや別れの中で感じた“生きることの不思議さ”を表現するアーティスト。荒々しいタッチや大胆な色使いの絵画作品が多く、見るものを圧倒させる“力強さ”と目を離さずにはいられなくなる“不穏さ”が共存した独自の空気感が特徴的だ。過去には、キャットストリートでのライブペインティングやラフォーレ原宿といった商業施設での展示など表参道・原宿エリアで多くの展示を発表してきた。
本展は作家本人がこの一年間、想像してきた“心の中の洞窟”をテーマとしている。その世界観を強く伝えるために「視」「聴」「嗅」「触」「味」といった、五感を刺激する仕掛けを用意。絵や光の加減に対するアプローチ、自作のポエムを音読した曲、作品のイメージに合った匂い、室内の温度や提供する飲み物までも演出し、会場そのものを作品として本展のテーマを表現する。
会場の設定も今回のテーマを実現するために理想的だったという「+8 gallery & studio(プラスエイト ギャラリー&スタジオ)」を選択。作品とともに、インスタレーションの細部にまでこだわり抜かれた展示となっている。
アート、アパレル、フレグランス、インテリア、グルメまで。五感を刺激するようなブランドやショップが立ち並ぶ青山の街。デービス本人がアーティストとしてこれまでに感じてきた、考えや経験を五感で表現するにふさわしいステージと言えるだろう。観客としてその世界観を存分に味わってみてほしい。
■概要
DAVIS個展「And There I Found Myself」
開催期間:2024年3月22日(金)〜3月24日(日)
会場:+8 gallery & studio
住所:東京都港区南青山4丁目26-7 +8ビル 1F
開廊時間:
3月22日 14:00〜21:00
23日・24日 12:00〜21:00
電話番号: 03-6755-8510
定休日:会期中無休
写真:Yohei Umeki
フライヤー:BASIL KRÄHER
デービスは表参道・原宿を訪れた人にスナップ&インタビューする企画「HANGOUT OMOHARA」にも出演してくれた。その取材をきっかけに個展の情報を寄せてくれたのだが、アーティストとしての出発点となった話など、今回の個展のことがより深く理解できるエピソードを話してくれたので、併せて読んでみてほしい。
Text:Tota Mizutani
INFORMATION
南青山「+8 gallery & studio」にてアーティスト・デービスが個展を開催 会場そのものを作品に
- 住所
- 東京都港区南青山4-26-7+8ビル 1F
- 電話
- 03-6755-8510
- 営業時間
- 22日 14:00-21:00
23日・24日 12:00-21:00 - 定休日
- 会期中無休
- 開催期間
- 2024年3月22日〜24日