現代の大麻布に触れ、新たな“衣食住”を考える
GYRE GALLERYにて、展覧会「Life is beautiful : 衣・食植・住 “植物が命をまもる衣となり、命をつなぐ食となる”」が、11月3日 (水)から 11月30日(火)の期間中に開催される。
本展では、美術家で近世麻布研究所所長の吉田真一郎氏が、古来日本において特別な布であった大麻布を今に蘇らせるべく、現代の紡績・製織技術のもと完成させたばかりの「麻世妙―majotae」にフォーカスする。
日本が循環型社会であった江戸時代、「聖なる植物」として神事に欠かせないものであり、人々の生活の中心にあった効能高い植物、「大麻、苧麻」。土に育まれた大麻草の繊維を採り、積み、紡いだ糸で織り上げられた、知恵の結晶のような古い大麻布のコレクションに触れながら、これからの暮らしに生きる現代の大麻布「麻世妙―majotae」の可能性について紐解いていく。
土に種を落とし、芽吹くという循環の中で、植物は時に衣となり、時に食となって私たちの命をつないできた。土の循環に暮らしがしっかりと寄り添っていたかつての衣食住から何を受けとり、どう生かし、次へとつないでいけばよいのか。想像を羽ばたかせ、考えを深めていく場としての展覧会となっている。
本展を企画したのは、原宿で隣合わせに店を構え、20年という月日をともに歩んできた「eatrip restaurant」オーナーの野村友里氏と、花屋「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」オーナーの壱岐ゆかり氏。食(植)物という “生” を扱う2人の探求が詰まった展覧会に、全国からの注目が集まっている。
■概要
Life is beautiful : 衣・食植・住 “植物が命をまもる衣となり、命をつなぐ食となる”
開催期間:2021年11月3日 (水)〜 11月30日(火)
営業時間:11:00〜20:00
開催場所:GYRE GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1
電話番号:03-3498-6990
>>EDITOR’S VOICE
OMOHARAREALでは、表参道&原宿のフラワーショップを特集。その中で、本展の企画に携わっている壱岐ゆかり氏がオーナーを務める「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」もご紹介しています。ぜひ記事もチェックしてみてください。
Text:Arisa Watanabe
INFORMATION
料理人・野村友里と花屋・壱岐ゆかりによる大麻布にフォーカスした展覧会がGYRE GALLERYにて開催
- 住所
- 東京都東京都渋谷区神宮前5-10-1
- 電話
- 03-3498-6990
- 営業時間
- 11:00〜20:00
- 定休日
- 不定休