表参道で記念日やデート、女子会にも使える人気ディナー店12選
日本屈指の一流グルメが集う街、表参道・原宿。今夜はどんなディナーを食べようか? 悩んでしまうほどに、ワクワクするお店がたくさんある。この記事では、記念日から普段使いまで、あらゆるシーンのディナーにぴったり合うお店をご紹介。きっとお気に入りのお店が見つかるはず。
※2021年10月8日までの情報となっています。新型コロナウイルスの感染状況によって、東京都からの時短要請、または緊急事態宣言が発出された場合、営業時間が変更になる場合があります。最新の情報は店舗までご確認ください。
1.いちょう並木沿いで季節を感じる「キハチ 青山本店」
明治神宮外苑のいちょう並木沿いにある「キハチ 青山本店」。いちょうが迫りくるほど近く感じられるテラス席に、窓越しに一枚の絵画のような風景が広がる店内席。座る場所によって視界がガラリと変わるので、訪れるたび「今日はどんな景色を楽しめるだろう」と期待が膨らむのもこのお店の魅力。
キハチが提供しているのは、フレンチをベースにした無国籍料理。1946年生まれの創業者・熊谷喜八氏は、若かりし頃よりセネガルやモロッコ、フランスなど、手に入る食材も文化もまったく異なる国々で経験を積んできたという。そんな環境で磨かれた熊谷氏の柔軟な感性はキハチの確かな礎となり、シェフやスタッフたちにも受け継がれている。食材ごとに目を向けると意外な組み合わせも、一口食べればそんなことをあっという間に忘れてしまうほど、一つの美しい料理としてまとまっている。
日々一番の食材を使って、ジャンルにとらわれることなく食の楽しみを追求するキハチ。景観も相まって、都心にありながらここまで季節を堪能できるレストランもそう多くないはず。春夏秋冬、それぞれのキハチに触れてみてほしい。
■概要
キハチ 青山本店
住所:東京都港区北青山2-1-19
電話番号:03-5785-3641
営業時間:1F 11:30~21:00(L.O.20:00)/2F 11:30~16:00(L.O.15:00)、17:30~21:00(L.O.20:00)
定休日:なし
2.緑に囲まれ絶品ピザを「表参道バンブー」
かつての表参道で伝説的サンドイッチハウスとして名を馳せた「表参道バンブー」。花と緑に囲まれ表参道ヒルズの向かい側の路地を彩るこのお店は、イタリアンレストランとして生まれ変わった今も多くの人に愛されている。
本国イタリアのピッツァイオーロ(ピッツァ職人)の手によって薪窯で焼かれるピッツァはどれも絶品。晴れた日のおすすめは挙式会場としても使われる気持ちの良いテラス席。他にも13名から貸切できる広めの個室や、地下には披露宴会場としても使える大空間もあるので、幅広いシーンで利用できるのもファンが多い理由だろう。
1977年のオープン以来一貫しているのは、お客さんの声を聞いて柔軟に変化する姿勢だ。実はサンドイッチハウスをリニューアルするきっかけになったのも、お店で挙式をしたいというニーズを汲んでのことだという。お客さんと共に歩みを続けるイタリアンレストラン表参道バンブーで、その愛される理由をぜひ体験してみてほしい。
■概要
表参道バンブー
住所:東京都渋谷区神宮前5-8-8
電話番号:03-3407-8427
営業時間:11:00~22:30 (L.O21:30)
定休日:なし
3.環地中海料理を楽しむリゾート空間「CICADA」
ここが表参道であることを忘れてしまうくらい、異国のリゾート地のような開放的で高級感がある「CICADA」。
建物は、もともとあった社員寮を、ホテルなども手掛けるデザイナーがリノベーションして完成させた。デートや大切なイベントに使いたくなるようなラグジュアリーな空間の中でも、特に目を引くのはプールに囲まれたテラス席。昼は木漏れ日が気持ちよく、ゆったりとしたランチタイムを楽しめる。夜は間接照明の光がプールに反射し、ロマンチックな空間に。ワインを片手に一番人気のハムスを食べながら贅沢なひとときに浸りたくなるだろう。ディナーは1ヶ月前から予約を取る人もいるほど人気なので、この特等席に座れることができたらかなりラッキーだ。
ラテン語で「セミ」を意味する「CICADA」。同店を経営する株式会社タイソンズアンドカンパニーの社長とアメリカ人シェフが、環地中海を巡り食事をしていたときに聴こえてきた心地いいセミの鳴き声が名前の由来。このレストランはまさに、セミの声が聴こえてきそうなリゾート感溢れる時間が流れる空間だ。
リュクスなムードに浸り、大切な人と忘れられない思い出を残すなら、この表参道に潜む環地中海レストランへぜひ。
■概要
CICADA
住所:東京都港区南青山5−7−28
電話番号:03-6434-1255
営業時間:11:30~21:00
定休日:なし
4.日常を忘れる古民家レストラン「eatrip restaurant」
明治神宮前駅より徒歩1分の隠れ家レストラン「eatrip restaurant」。一見住宅のようで、看板も小さく見つけづらいが、緑溢れる小道を辿って行くと古民家レストランが現れる。
ここは、食について幅広く活動する「eatrip」主宰の料理人・野村友里氏が営むレストラン。シェフの大西政貴氏は、表参道の人気フレンチ「L'Embellir」で6年半修行し、銀座のビストロを経た実力者。大西シェフは、野菜、魚、肉全ての生産者さんの現場へ自ら出向き、顔のわかる生産者さんから食材を仕入れている。美味しいだけではなくサステナブルな取り組みに力を入れているかどうかも仕入れの基準にしているのだそう。
店内からは併設するフラワーショップ「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」の花々や庭の木々が見え、原宿にいることを忘れさせる。しかしその隙間からはラフォーレ原宿が見え、森の中から都心を眺めているようで不思議な感覚に。
こだわりの食材、それを最大限に生かした調理、そして居心地の良さまで整う「eatrip restaurant」。訪れれば心も体も癒されるはず。
■概要
eatrip restaurant
住所:東京都渋谷区神宮前6-31-10 1F
電話番号:03-3409-4002
営業時間:ランチ 水 – 金 12:00-14:00/土 11:30-14:00/日 11:30-15:00/ディナー 火 – 土 18:00-20:00
定休日:なし
5.「循環」をテーマにして空間で味わう上質なフレンチ「bonélan」
表参道沿いの商業施設GYRE4Fにある「GYRE.FOOD」。ここは、ワンフロア・ワンコセプトで展開する先進的な食カルチャーを発信するフードスポット。足を踏み入れた途端、土色の床や壁、力強いグリーンが現れ、異世界に迷い込んだような感覚に。大地そのものを感じるこの空間のテーマは「循環」。“全ては土から生まれ土に還っていく”ということが表現されている。
その一角にある「bonélan」の店内は、まるでジャングルの奥地。理由は、土でできたテーブルや目線より上の高さに配置された頭上に迫りくるグリーンだ。
シェフの信太竜馬氏は、パリで修行後にミシュランガイド東京2つ星「ESqUISSE」の副料理長を務めたという実力者。同フロアにある本格フレンチ「élan」とキッチンを共用し、食材もシェアしている。フードロス削減の考えに基づき、良質な食材でも高級店では使用できない部位にアレンジを加え、カジュアルな値段で提供。上質ながらもリーズナブルが叶うお店なのだ。
メニューはフランスの地方料理が中心。マッシュルームにパルメザンチーズがのったサラダや、トマトとパプリカと卵のピペラードなど、美味しいだけでなく見惚れるほど美しい料理ばかり。また野菜の端材をブイヨンにするなど、食材を全て使い切っていて、ここにも無駄にせず循環していくというテーマが表れている。
一流シェフの料理を表参道のジャングルで味わえる「bonélan」。フードロス削減にも貢献できる特別な食事を味わってみよう。
■概要
bonélan
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 4F
電話番号:03-6803-8677
営業時間:ランチ 11:00-15:30(L.O.14:30)/ディナー 17:00-20:00(L.O.19:00)
定休日:月 ※祝祭日の場合翌火曜
6.正統派フレンチをタパスサイズで楽しめるバール「bar a vin PARTAGER」
表参道ヒルズ3階に位置するフレンチバール「bar a vin PARTAGER」。大阪の人気フレンチバール「ル・コントワー」の新業態だ。正統派フレンチをベースとした様々な料理は、すべてタパス(小皿)サイズ。新感覚の「つまめる」料理とヴィンテージワインをカジュアルに楽しめる。
ここでは創造的な料理の数々に出会える。例えば、濃厚なフォアグラにさっぱり・しっとりの生地で作り上げた「フォアグラのマカロン」は、スイーツの枠を越え、ワインに合うおつまみとして大人気。メニューを考案する照井浩一貴シェフは「レストランひらまつ」で10年在籍した経歴を持つ実力者。客とのコミュニケーションを楽しみ、関係を築き、そこからインスピレーションを得て皿の上に表現することをモットーとしている。
そのため、ここではカウンターが特等席。フルオープンなキッチンをぐるりと囲むカウンターでは、料理を待つ間にシェフとの会話で賑わっている。
コミュニケーションを大切にしたバール。ふらっと訪れたくなる、気心知れた行きつけになること間違いなし。
■概要
bar a vin PARTAGER
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ3階
電話番号:03-6434-9091
営業時間:平日ランチ 11:00~17:00/平日ディナー 17:00~21:00(L.O.20:00)/土日祝ランチ 11:00~15:00
/土日祝ディナー 15:00~21:00(L.O.20:00)※アラカルトメニューは終日提供
定休日:なし
7.NY流ディナー「マーサーブランチ テラスハウス トウキョウ」
骨董通りから青山通りを横断すると目に入る小道。その道に足を踏み入れてすぐに辿り着くこのカフェダイナーでは、店名の通りNY・ソーホーを南北に渡る”マーサーストリート”の空気を味わえる。
ソーホーのヒップなホテルラウンジをイメージしたという店内はモノトーンの世界。そこに革張りのソファや大理石のテーブルが置かれており、ラグジュアリーかつスタイリッシュな空間が完成している。
ディナーメニューは”高級食材をカジュアルに食す”というテーマを追求したNYイタリアンがメイン。美しい青山の夜景を眺めながら、フォアグラ、オマール海老、ステーキといった贅沢品を、あくまでリラックスして味わうのが暗黙のルールだ。
2018年には10周年を迎えリニューアルも行った。マーサーストリートと青山通りの空気をミックスさせながら進化するこのお店、これからも目が離せない。
■概要
マーサーブランチ テラスハウス トウキョウ
住所:東京都渋谷区神宮前5-50-3 アーバンテラス青山4F・5F
電話番号:03-5467-2551
営業時間:11:00~20:00
定休日:なし
8.コスメブランドTHREEが展開する「REVIVE KITCHEN・restaurant RK」
表参道駅から徒歩5分ほどの路地裏に佇む、コスメブランドTHREEのレストラン「REVIVE KITCHEN・restaurant RK」。肉や魚ではなく野菜を主役にした料理で、身体の内側から美しさを引き出している。
フレンチをベースにした創作料理をコースやアラカルトで味わえる。一言で「野菜を主役に」と言えば簡単だが、例えばナス一つとっても、揚げて、マリネし、さらに直火で炙りジューシーさを際立たせるなど、いくつもの工程を重ねてそのポテンシャルを広げている。
また普通なら捨ててしまう皮や根までも使い切るそうで、キッチンを率いる井口和哉シェフは「発酵させたりローストしたり、調理方法によって思いもよらない食の楽しみと出会えるんです」と目を輝かせる。
創造性に溢れたREVIVE KITCHEN・restaurant RK。訪れればきっと、未知の食体験ができるはずだ。
■概要
REVIVE KITCHEN・restaurant RK
住所:東京都港区北青山3-12-13 1F
電話番号:03-6419-7513
営業時間:平日ランチ 11:00-15:30(14:30 L.O.)/平日ディナー 17:00-20:00(19:00 L.O.)/土日祝ランチ 11:00-16:30(15:30 L.O.)/土日祝ディナー 17:00-20:00(19:00 L.O.)
定休日:火曜
9.1ヵ月ごとに変わるフレンチフルコース「L‘AS」
閑静な住宅街に現れるガラス張りの店、「L‘AS」。カウンターとテーブルで構成されたモダンな店内は重厚感漂う。ここではフレンチコースがなんと5000円で提供されている。旬の食材を使った9~10品のおまかせフルコースがこの価格で味わえるのは表参道でもここだけだろう。シャンパーニュも付くワインペアリングも5000円で楽しめ、訪れた者に幸せなひと時を提供している。
前菜ではその日農家から仕入れたこだわり野菜を使用。メインでは創作魚介料理と肉料理が両方味わえる。また、コースの前半に登場する「フォアグラのクリスピーサンド」は季節によって中のジュレが異なり、オンラインでも購入可能。手土産の銘品としても名高い一品だ。
メニューは季節に合わせ約1ヶ月毎に内容が変わり、何度でも訪れたくなる工夫がされている。おいしさとリーズナブルさを両立した名店だが、「コスパ」という言葉だけで片付けてしまうのは少々勿体ない。日常の中のご褒美として訪れたい。
■概要
L‘AS
住所:東京都港区南青山4-16-3 1F
電話番号:080-3310-4058
営業時間:ランチ 12:00〜14:30 (L.O.12:30)/ディナー 17:30〜22:30 (L.O.20:30)/土日祝 17:00〜22:30(L.O.20:30)(22:30 CLOSE)
定休日:なし
10.“架空のホテルのレストラン”がコンセプト 「Hotel’s」
北青山の複合施設「ののあおやま」にオープンした「Hotel’s」。ここはミシュラン一つ星2年連続獲得の「sio」による新形態のレストランだ。
“架空のホテルのレストラン”がコンセプトとなっており、モーニング・ランチ・ディナーと訪れるタイミングで異なるスペシャリテを提供している。「sio」ならではの視点でオーセンティックになりがちなホテルの料理をそれぞれアップデートした。
全ての時間帯で共通して提供するイチオシは、ひとくちごとに味がかわるレストランのサラダ。ディナースペシャリテは薪火で焼いたステーキとなっている。
さらに食事に合わせ、季節を感じるアルコール、ノンアルコールのペアリングドリンクが楽しめたり、素材にこだわった自家製のクラフトドリンク、アジア人初のWORLD BREWERS CUP世界チャンピオン粕谷 哲(カスヤ テツ)氏監修の希少なコーヒーを楽しめるなど、魅力溢れるメニューが目白押し。
ホテルラウンジのような心地よい空間とともに、特別感たっぷりのディナーを楽しんで。
■概要
Hotel’s(ホテルズ)
住所:東京都港区北青山3丁目4-3 ののあおやま2階
電話番号 :03-6804-5699
営業時間:8:00〜22:00
※新型コロナウィルス感染症の状況を鑑みて、営業時間変更の可能性あり。ご来店の際は店舗へお問い合わせください。
11.ホテルのオールデイダイニングで、素材を生かした逸品に舌鼓「TRUNK(KITCHEN)」
2017年、神宮前に誕生したTRUNK(HOTEL)。そのシンボルツリーである欅の麓に、テラス席を抱える居心地の良いレストラン「TRUNK(KITCHEN)」がある。ホテルのダイニングでありながら、ラグジュアリーな雰囲気とはまた違った温もりを感じるアットホームな空間だ。
産地にこだわった新鮮な野菜や、厳選された生産者から取り寄せた肉類やシーフードなどの「素材」を生かした料理にこだわっている。例えば、「小豆島『オリーブ牛』リブロースのミニッツステーキ」は、採油後のオリーブの実を飼料として育てられた香川県・小豆島の讃岐牛、オリーブ牛を使用。肉質が柔らかく肉本来の甘味が感じられるのが特徴的だ。
「真鯛とムール貝 東京クラフト IPA ビールのブレゼ」は、東京のクラフトビールで蒸し煮し、程よい魚介の酸味とビールのコクが癖になる逸品。また、ベジタリアンやグルテンフリーのリクエストにも対応してくれるのもありがたい。
目の前に広がるオープンキッチンを眺めながら、シェフとの会話も楽しめるカウンター席や、完全個室のプライベートルーム、夜風の心地良い解放感溢れるテラス席もあり、多彩なシーンで利用できる。
■概要
TRUNK(KITCHEN)
住所:東京都渋谷区神宮前5-31
電話番号:03-5766-3202
営業時間:モーニング 7:00〜11:00(L.O. 10:30)
ランチ 11:00〜16:00(L.O. 15:00)
ディナー 17:00〜20:00 (L.O. 19:30)
※第4火曜日の閉店時間は 15:30(L.O.14:30)
※酒類の提供は、20:00 まで
定休日:なし
12.季節のフルーツを味わう創作フレンチ「kiki harajuku」
明治通りの裏手にひっそりと佇む、季節のフルーツを活かすことをコンセプトにしたビストロ。オーナーシェフの野田雄紀さんとスタッフ数名で切り盛りするそのアットホームなお店の名は「kiki harajuku(キキ ハラジュク)」だ。親しみやすいカジュアルな雰囲気を醸しながら、実はミシュランと同等の影響力を持つ、フランス発祥のレストランガイド「Gault&Millau(ゴ・エ・ミヨ)」に2年連続掲載されるほどの実力派。ちなみに、店名の”kiki”とは、野田さんがフランス修行時代に修行先のシェフから呼ばれていたニックネーム。
旬の国産食材を使用して作られる料理は、幾度も試作を繰り返し、シェフの厳しい合格基準を満たした逸品のみだ。
肩の力が抜けた雰囲気の中で、季節を感じながら食したい手の込んだ創作フレンチの数々。メニューに合わせてこだわりのセレクトをしているという国産ワインとの相性が、これまた抜群だ。
■概要
kiki harajuku
住所:東京都渋谷区神宮前6-9-9
電話番号:070-3882-3150
営業時間:ランチ 平日12:00~15:30/土・日 11:15~13:45
ディナー 18:00〜22:30
定休日:不定休
どんな一日でも、美味しいディナーを食べれば最高の1日の締めくくりになる。いつもの表参道・原宿の名店で、日常を彩ってみよう。