キルケニーで過ごした一年半が作品に
キラー通り近くのMAHO KUBOTA GALLERYでは、カガアツシの個展「It always comes : a solace in the cat 」を9月10日(金)より開催する。
2018年の初個展に続き、本ギャラリーで2回目となるカガアツシの個展。今回は、キルケニーと京都のふたつの町で描かれた8点ほどのキャンバス作品と、20点あまりの小作品、そして2点の映像作品の展示を予定している。
絵画の中に登場する、目を閉じたまま動かない死んでいるようなキツネ、静かにこちらを見る猫たち、月光に照らし出される百合の花、色とりどりの野菜、キルケニーで毎日のようにアトリエにやってきたという猫の「whitesocks」。幾分か霊的な気配が漂い、現実と向こう側の見えない扉を開く白昼夢のような世界が展開。再生と希望が、永遠の時間軸の中で螺旋のようにめぐり巡ってゆくような独特な雰囲気を放つ。今回の個展では、アーティストが昨年滞在した、アイルランドのキルケニーにあるTony O’Malley Residency での制作の一年半の経験が色濃く反映されていると言える。
神宮前で、数々のコンテンポラリーアートを発信してきたMAHO KUBOTA GALLERY。本ギャラリーが届ける新たな才能は、今回も大きな注目を集めるだろう。一見キュートだが、どこかダークなカガアツシの世界観に魅了されること間違いなし。
■概要
It always comes : a solace in the cat
開催期間:2021年09月10日(金)~2021年10月09日(土)
営業時間:12:00~19:00
開催場所:MAHO KUBOTA GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前2-4-7 1F
電話番号:03-6434-7716
休廊日:日・月・祝
※敬称略
>>EDITOR’S VOICE
ギャラリーからほど近くにある小さなレストラン・WORLD BREAKFAST ALLDAYでは、現在「スウェーデンの朝ごはん」を提供中。小エビがたっぷり乗ったオープンサンド「レックマッカ」がメインのワンプレートは、朝食のみならず、ランチやディナーでも楽しむことができます。展示を観に行く前後に寄ってみては。
Text:Arisa Watanabe
INFORMATION
MAHO KUBOTA GALLERYにて、カガアツシが2度目となる個展を開催
- 住所
- 東京都東京都渋谷区神宮前2-4-71F
- 電話
- 03-6434-7716
- 営業時間
- 12:00~19:00
- 定休日
- 日・月・祝