原宿のストリートファッションを観察し続けたスナップ誌が復活
2017年に休刊したストリートスナップ誌『FRUiTS』(発行:ストリート編集室)が、復刊に向けて動き始めている。
FRUiTSは1996年、青木正一氏により創刊。以来約20年にわたり、原宿のストリートファッションを観察し続けた。その後「オシャレな子を雑誌1冊作れるほど撮れなくなった」ことを理由に休刊すると、青木氏は新たなストリートスナップのあり方を体現すべく、新メディア『Discord』の立ち上げ準備を進めていた。
しかしそのさなか、ファッションの流れに再び“FRUiTS的”な盛り上がりを見た青木氏。改めてFRUiTSを始動させることを決意したという。
復刊後のFRUiTSは月刊で発売され、WEBとも連動される予定とのこと。本来はこの4月から撮影を開始し、6月頃に刊行されるはずであったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期となっている。
復刊までの動きとして現在、ストリート編集室のオンラインストアにてドッグタグ「The FRUiTS Magazine Tag」を販売中。アクリル製の蛍光ピンクの本体に、レーザーで「FRUiTS」のロゴとシリアルナンバーが刻印されており、付属のシリコンゴム紐で首から掛けられるようになっている。ちなみにこのドッグタグ、アメリカで活躍する起業家、イーロン・マスク氏が立ち上げたトンネル採掘のための資金調達プロジェクト「The Boring Company Hat」からヒントを得たそうで、売り上げはFRUiTS復刊資金にあてられるという。
また5月中には、2017年の休刊からこの度の外出自粛が始まる以前までに撮影したスナップをまとめた写真集『FRUiTS season2 00号』が発売予定。他にも、ブランドとコラボレーションしたアイテムの展開も考えているといい、今後の動きから目が離せない。
■概要
『FRUiTS』復刊
刊行時期:新型コロナウイルス感染拡大により調整中
刊行ペース:月刊(定日の発売日は設けない予定)
※復刊資金調達の一環として、FRUiTSロゴ入りのドッグタグ(2,000円、完売の場合は順次再入荷予定)を発売中
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