異なる技法で表現する“バグ”
神宮前のYOD TOKYOにて、buggy(バギー)とURAYUTAKA(ウラユタカ)による二人展『SIMULATIONISM(シミュレーショニズム)』が、2024年2月9日(金)〜2月20日(火)の期間で開催される。
本展のタイトルである「シミュレーショニズム」は、現代美術のある動向を示す用語。具体的には、広告やメディアを通じて大衆に広く周知された画像や、誰もが知る名画などの既存のイメージを自覚的に作品に取り入れ、大胆に変換させるアプローチを指す。
本展では、『Chrome』シリーズにおいて、鑑賞者の認知の歪みや自己相似性の発見を生じさせるべく、象徴的な人物のポートレイトにおける重要な要素である顔または表情の部分にメディウム、レジン、シルバーペイントを重ねる手法を用いたアーティスト・buggyと、米原康正による「tHE GALLERY HARAJUKU」での展示も記憶に新しい、ニットアート作家・URAYUTAKAが共演。前者は有機的な人物画を無機的な素材で表現することで相互反応を引き起こそうとし、後者は無機質なデジタル画像をアナログのニットで表現することでバグを引き起こそうとする。
コンセプトの面では相通ずるが、全く異なる技法を用いて作品づくりに取り組む二人。表参道と原宿を繋ぐキャットストリート沿いのギャラリーで、彼らが生み出す独特の違和感を楽しんで。
■概要
二人展『SIMULATIONISM』
開催期間:2024年2月9日(金)〜2月20日(火)
開催場所:YOD TOKYO
住所:東京都渋谷区神宮前4-26-35
営業時間:11:00〜19:00
Text:Arisa Watanabe
INFORMATION
神宮前のYOD TOKYOでbuggyとURAYUTAKAの二人展が開催 テーマは「シミュレーショニズム」
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前4-26-35
- 営業時間
- 11:00〜19:00
- 定休日
- なし