異なる視点が行き交う“視差”をなぞる映像展
東京と台北を拠点に活動するnon-syntax(ノンシンタックス)による実験映像祭「2023 non-syntax Experimental Image Festival SISA」が、神宮前のEUKARYOTE、南青山のFeb gallery Tokyo、西麻布のCALM & PUNK GALLERY、3ギャラリーにて同時開催中。9月10日(日)まで。
「non-syntax Experimental Image Festival 2023」はイメージの間のペネトレーション(浸透)とオーバーラップに焦点を当て、これまで様々な方法で決められてきた視聴距離が変化・変位しつづけるプロセスの中に位置づけることを試みる企画。SISA=視差(しさ)の短い響きの間は、異なる視点が行き交う作品同士の繋がりを感じながら、視線に射抜かれない隙間を徐々になぞっていくことを目指している。
本プログラムは、3つのギャラリースペース、EUKARYOTE(神宮前)Feb galleryTokyo(南青山)、OMOHARAREALの掲載エリア外にはなるがCALM & PUNK GALLERY(西麻布)にて同時開催。会場により、異なるプログラムにて展示を行っている。
EUKARYOTEでは、8月18日(金)よりプログラムを開催中。7月に開催された韓国実験映像祭「Experimental Film & Video Festival in Seoul」との特別交換プログラムや、台湾アーティスト・朱駿騰(Chu Chun Teng)のインスタレーション、地理的空間への探求、歴史的アーカイブやオブジェの模索、個人とイメージの担い手との関係まで、イメージ、風景、時間の対話に焦点を当て、常に新たな鑑賞の齟齬を生み出す展示を行っている。
Feb gallery Tokyoでは、写真家、映像作家として活躍する立川清志楼による映像インスタレーション作品「生産報
西麻布のCALM & PUNK GALLERYでは、未だ見ぬ視覚体験を提供するコレクティブ・HEART BOMBの初展示を8月25日(金)より開催する。
3つのギャラリーでは、non-syntax Experimental Image Festival公募作品群から選出された映像作品の展示も行う予定。non-syntaxならではの特別な映像体験は、この期間だけのお楽しみ。3つのギャラリーそれぞれ、異なる視点が行き交う作品同士の繋がりと“視差”を感じ取ってみて。
■概要
non-syntax Experimental Image Festival 2023「SISA」
EUKARYOTE
開催期間:2023年8月18日(金)〜8月27日(日)
営業時間:12:00〜19:00
定休日:月曜
住所:東京都渋谷区神宮前3-41-3
Feb gallery Tokyo
開催期間:2023年8月25日(金)〜9月3日(日)
営業時間:13:00〜20:00(8/25のみ19:00まで)
定休日:会期中無休
住所:東京都港区南青山4-8-25
CALM & PUNK GALLERY
開催期間:2023年8月25日(金)〜9月10日(日)
営業時間:13:00〜19:00
定休日:水曜〜土曜、最終日曜
住所: 東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F
>>EDITOR’S VOICE
Feb gallery Tokyoのオーナーでもある藤井フミヤと、スタイリスト・馬場圭介の手掛けるブランド『GB by BABA』のコラボTシャツが『GB by BABA』、JOURNAL STANDARD Men's表参道店ほかで発売中。表参道・原宿のファッションカルチャーを牽引してきた2人の豪華なコラボをお見逃しなく!
※敬称略
Text:miwo tsuji
INFORMATION
non-syntax実験映像祭「SISA」が3つのギャラリーで同時開催 まだ見ぬ視覚体験を味わう
- 住所
- 東京都港区南青山4-8-25
- 営業時間
- 各ギャラリーにより異なる
- 定休日
- 各ギャラリーにより異なる
- 開催期間
- 2023年8月18日(金)〜9月10日(日)