そもそも「アップサイクル」とは?
表参道&原宿に関するアンケート調査を通して、街の今の気分をキャッチしようというコーナー「OMOHARA総研」。OMOHARAREALのSNSを活用して、街のユーザーのリアルな思考・感覚を探ります!
※OMOHARAREALのInstagramでは、フォロワーの88%が「月に1度は表参道か原宿に来る」と回答。年齢層は1位が25-34歳(37%)、2位が35-44歳(25%)、3位が18-24歳(20%)(2019年4月9日時点)。現在のフォロワー数8,697人。
【アンケート調査①】
「『リサイクル』と『アップサイクル』の違いを説明できる?」
TRUNK(HOTEL)では結婚式の装飾で使用した花をブーケにアップサイクルしていたり、PASS THE BATONではデッドストックからアップサイクルしたショッピングバッグを制作していたり、表参道ROCKETではアップサイクルされたTシャツの展示が行われたり…。表参道&原宿で最近よく耳にする言葉「アップサイクル」。
この街の人たちには、どのくらい浸透しているの? 「リサイクル」と「アップサイクル」の違いって、説明できる?
【調査結果】
できる:7%
できない:93%
(回答数:72名)
結果は、約9割が「できない」と回答。街中では、アップサイクルの商品が多く販売されているものの、その意味を問われると答えられない人が多いようだ。
【「アップサイクル」とは?】
ということで、改めて「アップサイクル」の意味を「リサイクル」「リユース」と比較して解説!
・リサイクル:不用品・廃物を、原料に戻し、再生して利用すること。(例:ペットボトルを溶かし衣服の原料にする)
・リユース:不用品・廃物を、形を変えずにそのまま利用すること。(例:空き瓶を洗浄して再利用、フリーマーケットなどで古着を販売)
・アップサイクル:不用品・廃物を、素材を生かしつつ別のものに作りかえて価値を高めて利用すること。(例:売れ残った洋服を黒染めし販売、不要になったシートベルトを蝶ネクタイに作り変えて販売)
違いを理解すると、不要になったものにアイデアを加え、新しいアイテムを作り出す「アップサイクル」は、クリエイティブな街である表参道&原宿ととても相性が良いように思えないだろうか。
【アンケート調査②】
「アップサイクルされた商品を買ったことはある?」
レジ袋有料化もスタートし、地球環境を意識する人が増えている昨今。「アップサイクル」もエコな活動の一つだが、街の人たちはアップサイクルされた商品を買ったことはあるのだろうか?
【調査結果】
ある:8%
ない:92%
(回答数:64名)
9割以上がアップサイクルされた商品を「買ったことがない」ということではあるが、前回のOMOHARA総研では6割の人々が「地球環境のために取り組んでいることがある」と回答するなど、この街のユーザーの環境意識は高いはずなので、ぜひ、今後はアップサイクルにも関心を寄せてみてほしい。
注目してみれば、表参道&原宿のあちこちで「アップサイクル」を見つけられるはず。早速、施設や店舗が素敵にアップデートした商品を探してみよう。
Text:Ayaka Minoda