「地球環境への取り組み」も約6割の人が意識的に実施
表参道&原宿に関するアンケート調査を通して、街の今の気分をキャッチしようというコーナー「OMOHARA総研」。OMOHARAREALのSNSを活用して、街のユーザーのリアルな思考・感覚を探ります!
※OMOHARAREALのInstagramでは、フォロワーの88%が「月に1度は表参道か原宿に来る」と回答。年齢層は1位が25-34歳(37%)、2位が35-44歳(25%)、3位が18-24歳(20%)(2019年4月9日時点)。現在のフォロワー数8,522人(2020年7月8日時点)。
【アンケート調査①】
「エコバッグを持ち歩いている?」
2020年7月1日より、プラスチックごみ削減対策として、レジ袋有料化がスタート。スーパーやコンビニ、ファーストフード店やアパレルショップなどプラスチック製買物袋を扱う全ての店が対象となり、全国的にもエコバッグを持ち歩く人が増加している。
ショッピングの街でもある表参道&原宿エリアでは、どれくらいの人がエコバッグを持ち歩いているのだろうか。
【調査結果】
持ち歩いてる:67%
持ち歩いてない:33%
(回答数143名)
結果、約7割が「持ち歩いている」と回答。この街では、10人中7人と現在も多くの人がエコバッグを持参し、買い物を楽しんでいるようだ。
すでにショッピングによるプラスチックごみの発生率は少ない街と言えるかもしれないが、もちろん、環境のために取り組めることはエコバッグ以外にも多数。この街の人々は、どれくらい環境を意識して生活しているのだろうか?
【アンケート調査②】
「地球環境のために取り組んでいることある?」
この街では、ライフスタイルの中で、無理なく環境へ貢献できる仕組みを取り入れている施設や店舗も多い。 TRUNK(HOTEL)では結婚式の装飾で使用した花をブーケにアップサイクルして販売していたり、GYRE.FOODでは「循環」をテーマに野菜の根っこなどメインには使用できない部分で作った料理を提供したり。
そんな街で生活する人々は、個人でも意識的に、環境に配慮した取り組みを行っているのだろうか。
【調査結果】
ある:58%
ない:42%
(回答数111名)
約6割の人が地球環境のために取り組んでいることがあると回答。
半数以上と多くも思えるが、興味深いのは、アンケート調査①で「エコバッグを持ち歩いている」と答えた人が約7割いるにも関わらず、その内の少なくとも1割の人は「地球環境のために行動している」という意識を持っていないことになる点。ファッションとしてエコバッグを取り入れた結果、意識せずに環境への貢献に繋がっていた…というケースも少なくなさそうだ。
地球環境のために取り組んでいることが「ない」と答えた約4割の人たちの中にも、無意識に、街のトレンドや施設の取り組みの影響を受けて地球環境に貢献している人がいるはず。環境問題とのカジュアルな接点が多いこの街での体験を通して、環境の大切さに気付く人がより増えていくことを願う。
Text:Ayaka Minoda