至極の玉露を”飲・食・甘味”として3度味わう
INTERSECT BY LEXUS - TOKYOにて、2月1日から新メニュー「玉露のフルコース」が期間限定で提供される。
メニュー開発に携わったお茶のプロフェッショナルと、煉り菓子職人の3名を迎え、開発秘話を始めとするトークを聞きながら行なわれた試食会の様子をレポート!(INTERSECT BY LEXUS - TOKYOに関する情報はこちらから)
八女茶代表として「茶師(茶審査技術)十段」の山口真也さん(写真手前から2人目)、宇治茶代表に茶審査技術四段を持つ渡邊博文さん(写真手前から3人目)、煉り菓子職人の銀座かずや店主 古関一哉さん(写真奥から2人目)によるトークが繰り広げられる。
お茶の最高産地である宇治と八女は、通常ライバル関係にあるため、この2産地がこの度協力して1つのものを作り上げたということは、お茶業界でも初めての試みであり、快挙だったそう。
「玉露のフルコース」
レクサスに乗って日本を北から南まで旅をしていると、各地で味の異なる美味しい水に出会う。集められた水の美味しさをどうにかうまく伝えられないかと、レクサスと長年スイーツの共同開発に携わってきた煉り菓子専門店 銀座かずやが相談を持ちかけられたことがきっかけで、開発されることになったこのメニュー。茶師との長い付き合いがある銀座かずやが、山口さん・渡邊さんに相談し、硬度が異なる150種もの水の中から八女茶・宇治茶それぞれに相性が良い水を厳選してもらったという。
玉露を”飲・食・甘味”で味わい尽くすフルコースのスタート「飲む体験」では、八女茶・宇治茶のいずれかを選び、さらにそれぞれに合う様々な硬度の水(3〜4種)から1種類を選んで、同じ玉露でも水によって変わる味わいの変化を楽しむ。今回は特別に八女茶と宇治茶の2種類をいただいたが、どちらもこれまで飲んできたお茶とはまるで違う、「だし」のような旨味が凝縮された味わいだった。また、それぞれ異なった水と組み合わせて飲んでみると、お茶の渋みや旨味、塩味の変化にも気付かされる。
その後、「食べる体験」として先ほど濾したお茶の茶殻を白米の上に乗せ、宮古島の雪塩で作られたオリジナルの抹茶塩をかけていただく。ご飯のお供に茶殻とは初めての体験だったが、これがとても美味しくて驚き!玉露はもともとアミノ酸が豊富なため、旨味が凝縮した茶殻はご飯との相性が良いのだそう。
「甘味」は、くるみ練乳ソースを添えた銀座かずやオリジナルの温かい煉りわらび餅。まずは、乾燥したお茶の葉を振りかけて、わらび餅の食感と一緒に茶葉の食感・香りを楽しむ。お茶の葉だけで十分美味しさを味わったら、〆にくるみ練乳ソースをかけて残りをいただく。ねばりの強いわらび餅と、パリパリとした茶葉の食感の対比がおもしろく、濃厚なくるみソースをかけると次は全体にコクが出て、二度楽しめる甘味に。
「星野抹茶チョコレート『北斗七星』」(写真上段左)
玉露のフルコースで八女茶を提供した、星野村 星野製茶園のオリジナル商品『北斗七星』がバレンタインデーまでの期間限定で販売される。上質な八女抹茶と、ベルギー最高品質のホワイトチョコレートが組み合わさることによって、濃厚で味わい深いチョコレートに仕上がっていた。
「INTERSECTオリジナル 宇治抹茶生チョコレート」(写真上段右、下段)
銀座かずやがINTERSECTのためだけにオリジナルで開発した宇治抹茶の生チョコレートは、2月12日(火)から14日(木)までの3日間限定で販売。滑らかな食感のチョコレートが口の中でとけてしまった後に、しばらく抹茶そのものの味わいが残り、1粒でも大満足な美味しさ。
車も、茶も、菓子も、最後は機械ではなく、人間の感性によって作り出されるという共通点から端を発した今回のコラボレーション。いくつものコラボ商品を生み出してきたオモハラエリアで、今回新たに業界初となるコラボレーションが誕生した。技術と人との匠の技によって作り上げられた貴重なフルコースは、これまでのお茶の概念を覆すこと間違いなし。ぜひお店で味わっていただきたい。
■商品概要
玉露のフルコース
▪︎提供期間:2019年2月1日(金)~2月28日(木)
▪︎価格:1,200円(税込)
星野抹茶チョコレート『北斗七星』
▪︎提供期間:2019年2月1日(金)~2月14日(木)
▪︎価格:756円(税込)
INTERSECTオリジナル 宇治抹茶生チョコレート
▪︎提供期間:2019年2月12日(火)~2月14日(木)
▪︎価格:2,500円(税込)
*山口 真也
株式会社星野製茶園 専務取締役兼品質管理部長。福岡県八女市在住で、日本にわずか13人しかいない「茶師(茶審査技術)十段」の一人。全国茶審査技術競技大会において、2年連続3度の優勝経験を持つ。
*渡邊 博文
京都府京田辺市経済環境部農政課 主事。行政マンとしては日本で唯一の茶審査技術の段位取得者(全国四段、京都府初段)。日本茶・宇治茶 最高峰の宇治玉露生産地・京田辺市の農茶業担当職員。現地現場主義をモットーに手揉み及び機械での製茶や茶審査の技術取得にも取組み、農家の生産・製造、また茶商との商品企画や売り込み等まで幅広く関わる。
*古関一哉
東京・銀座にある行列必至の煉り菓子専門店「銀座かずや」店主。日本料理の職人として7年間修行を積み、修行の傍ら看板商品となる「かずやの煉」を作り上げた。板前の経験を生かした、煉り菓子特有の食感と風味が高い評価を得、今までにない新しい和菓子と評判を呼んでいる。
Text:mae kakizaki