あの子の瞳に映る自分は本物
神宮前のtHE GALLERY HARAJUKUでアートレーターmight(マイト)の初個展「TOO MUCH TOO YOUNG」が開催される。期間は、2024年3月22日(金)〜3月31日(日)まで。初日には、18:00よりレセプションパーティを予定。
艶やかなタッチで、可愛さと物憂げさが混在する「女の子」を主に描くmight。アーティストとイラストレーターを掛け合わせたアートレーター(Artrator)を名乗り活動している。この肩書きは、アーティストとイラストレーター、両方の側面を持つという意味での造語だ。シンガーソングライター、和ぬかの楽曲「寄り酔い」のMVにてイラストを手がけたことで注目を集める。
mightはもともと、tHE GALLERY HARAJUKUのキュレーター・米原康正が顧問を務める「WEGO放課後アート部」主催SNSアートコンテスト第2回目の入賞者である。米原は「他の審査員が選んだ入賞者ということもあり、最近流行りな雰囲気の絵を描く女子、という感想しか最初はなかった。彼女のSNSで使っていたアイコンの絵を初めて見て驚いた。そこに作家として無限の可能性が広がっていたのだ。」とそのポテンシャルの高さを見出している。
本展では、普段デジタル画をメインとしているmightが、油彩で描いた作品を初展示する。SNSやMVなどで目にする鮮やかな色合いとはまた少しテイストが異なる、より質感のある作品を、実際に鑑賞することができる。
mightが女の子を描くのは、造形が好きなことに加え、その時々の気持ちを入れ込みやすいからとの理由があるそう。展示タイトルに沿って、「青春の揺らぎや躍動、混乱、静かな感傷」を表現する今回の作品群。「今がずっと続けばいい、と願うのと同じくらいに、過ぎ去って欲しいと願う痛みがある。」と、mightがアーティストステートメントに記すように、「若さゆえにめまぐるしく変化する日々への葛藤」がそれぞれの女の子の表情に込められている。
若者が集う街、原宿。青春の1ページにこのエリアを思い出す人も多いのではないだろうか。今まさに青春を謳歌している学生も、当時を懐かしく振り返る大人も、本展示でmightが描く女の子の瞳を覗き込んで、「青春の儚さと痛み」を見つめてほしい。
■概要
might solo exhibition “ TOO MUCH TOO YOUNG ”
開催期間:2024年3月22日(金)~3月31日(日)
オープニングレセプション:2024年3月22日(金) 18:00〜
開催場所:tHE GALLERY HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前3丁目20-21 ベルウッド原宿1階-C
電話番号: 03-6447-2284
営業時間:11:00~19:00
定休日:月・火曜日
>>EDITOR’S VOICE
tHE GALLERY HARAJUKUから徒歩10分。表参道ヒルズ裏のキャンピングトレーラー「エアストリーム」にて、クレープ店「クレープとエスプレッソと」がオープンしました。クレープ片手にオモハラエリアを歩くなんてまさに青春!ぜひ足を運んでみてください。
Text:Rumi Hasegawa
Edit:Tomohisa Mochizuki
※敬称略
INFORMATION
神宮前・tHE GALLERY HARAJUKUで“アートレーター”might の初個展が開催 油彩による新作を展示
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前3丁目20-21 ベルウッド原宿1階-C
- 電話
- 03-6447-2284
- 営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 月・火曜日
- 開催期間
- 2024年3月22日(金)~3月31日(日)