現在進行形の「NEO PAINTING」を捉える
アーティスト・ヒロ杉山のキュレーションにより2022年10月よりスタートした展覧会シリーズ「NEO PAINTING TOKYO展」。その続編となる「NEO PAINTING TOKYO 2」(PART1)と「NEO PAINTING TOKYO 3」(PART 2)が南青山のAkio Nagasawa Gallery Aoyamaにて開催中。(PART1)が2023年5月11日(木)〜6月3日(土)まで、現在(PART2)が6月8日(木)〜7月1日(土)まで開催されている。
キュレーターを務めるヒロ杉山は、東京生まれのアーティスト、アートディレクター。1989年、谷田一郎とともにNEO ART GROUPを結成。1997年には、クリエイティブユニット「ENLIGHTENMENT(エンライトメント)」を結成し、タナカノブコ、中島友太、吉田真由、角田麻有とともに、ファインアート、グラフィックデザイン、広告、映像の分野で活躍。また、2018年よりWAVE展の企画・キュレーションに携わるなど、数多くの展覧会を企画していることでも知られている。
「NEO PAINTING TOKYO 3」には、坂口隼人、吉村宗浩、谷田一郎、ヒロ杉山、本田誠のアーティスト5名が参加。本展の開催にあたり、キュレーターのヒロ杉山は、下記のステートメントを発表している。一部を抜粋して紹介する。
「年代も経歴もさまざまなアーティスト5名の作品が並ぶ本展。イラストレーターが自らテーマを決めて大きなキャンバスに絵を描き個展を開きそれが高価な値段で流通している。その派手なイラストアートの動きとは相反したところで、独自の技術と発想により、今、現在の絵画を制作する作家もいる。それらの作品は、時代と焦点が合う日が間近に来ている予感がしている」
数々のアートギャラリーが立ち並び、数えきれないほどのアート作品が見ることができる表参道・原宿の街で、アートとイラストの狭間で生まれた現在進行形の「NEO PAINTING」を感じ取ってみてほしい。
■画像クレジット
1.©Ichiro Tanida, Courtesy of Akio Nagasawa Gallery
2.©Hayato Sakaguchi, Courtesy of Akio Nagasawa Gallery
3.©Makoto Honda, Courtesy of Akio Nagasawa Gallery
4.©Munehiro Yoshimura, Courtesy of Akio Nagasawa Gallery
■概要
NEO PAINTING TOKYO 3 [PART2]
開催期間:2023年6月8日(木)〜7月1日(土)
営業時間:11:00-13:00、14:00-19:00
休廊日:日〜水、祝
開催場所:Akio Nagasawa Gallery Aoyama
>>EDITOR’S VOICE
Akio Nagasawa Gallery Aoyamaから歩いて約5分の場所にあるプラダ青山店では、ビデオアートの先駆者、ダラ・バーンバウムの個展「DARA BIRNBAUM」が8月28日(月)まで開催中。今回のために新しく制作した作品も公開している。毎回刺激的な作品を届けてくれるプラダ青山店の展示、今回もぜひお見逃しなく!
※敬称略
Text:Miwo Tsuji
INFORMATION
Akio Nagasawa Gallery Aoyamaにてヒロ杉山のキュレーションによる展覧会が開催中
- 住所
- 東京都港区南青山5-12-3Noirビル2F
- 電話
- 03-6427-9611
- 営業時間
- 11:00-13:00、14:00-19:00
- 定休日
- 日〜水、祝
- 開催期間
- 2023年6月8日(木)〜7月1日(土)
