次世代クリエイターによるデザイン発信の場を絶やさないように
神宮前5丁目に拠点を置く「一般社団法人 日本 DESIGN BANK」が、新型コロナウイルスの影響で出展の場を失ったクリエイターや学生らを支援するためのクラウドファンディングを開始した。
今回のクラウドファンディングは、日本 DESIGN BANKが次世代のクリエイターと世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」を繋ぐことで、“日本のデザイン”を世界に向けて発信するプロジェクト「bud brand」の一環。今年度もこのプロジェクトを通してクリエイターや学生らが出展準備を進めていたが、準備が佳境に入った段階でミラノデザインウィークの中止が決定した。
このクラウドファンディングによって集まった資金は、クリエイターや学生らが準備していた作品を、2020年10月23日(金)〜11月3日(火・祝)に開催される「DESIGNART TOKYO 2020」および来年度の「ミラノデザインウィーク」へ出展するための費用として活用。また、今回の作品制作にともない発生した活動費や撮影費にもあてられる予定だ。
クラウドファンディングは500円から支援可能。参加者には、オリジナルステッカーやパンフレット、Tシャツなどのリターンを準備している。
世界的に大変な状況が続くなか、クラウドファンディング実施には迷いもあったという。しかしこのような状況だからこそ、「思考に時間をかけ、手を動かし、技術をつかってつくられた作品を、多くの人に発信する場を絶やさずに提供できたら」との思いが実施を後押ししたそうだ。
未曾有の事態のなかでも、この街のクリエイティブなエネルギーは耐えることなく生き続けているのだろう。
■概要
bud brand クラウドファンディング
【支援受付開始】
2020年5月7日(木)
【支援受付締切】
2020年6月30日(火)
【ノベルティの発送について】
支援受付締め切り後より発送準備を始め7月中~8月上旬を目処にリターンの履行を進めてまいります。
【募集方式】
All-in方式。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
Text:OMOHARAREAL編集部
INFORMATION
出展の場を失ったクリエイターを応援。「bud brand」クラウドファンディング開始
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前5-47-11青山学院アスタジオ402
- 営業時間
- 定休日