儚く力強い「TOKYO HANABI」
TAKAYとYOSHIROTTENのコラボレーション展示「TOKYO HANABI」が、Akio Nagasawa Gallery Aoyamaにて開催中。2022年12月9日(金)〜2023年1月28日(土)まで。
TAKAYは、東京とニューヨークを拠点に国内外で活躍する写真家。今年4⽉には、安藤忠雄建築をモチーフに“陰翳礼讃”をテーマとした個展「IN PRAISE OF SHADOW(HOMAGE TO TADAO ANDO)」を開催し、好評を博した。YOSHIROTTENは東京を拠点に活躍するグラフィックアーティスト。様々な表現⽅法で作品制作を行い、アートディレクターとしても活躍している。
本展では、TAKAYの写真にYOSHIROTTENがグラフィックを施したコラボレーション作品を展示。今回展示する作品に対し、
「2020年春、コロナ禍で予期しないまま東京滞在となった私は2つのテーマで写真を撮り始めました。そのうちの一つ、“東京”の中から今回花を中心に抜粋し、その花達をYOSHIROTTENが東京に舞う花火へと昇華させてくれました」TAKAY
「TAKAY氏が捉えた東京の風景には鎖、コンクリート、バリケード、金網などに縛られた中で咲く花、街を走る光がありました。東京の街は管理され、自由を阻む、様々な縛りが溢れています。その縛りの中でなんとか生きようとする植物は美しく、強い。とくに夜は輝いて見えてきます。それは私たちが出会った、自由を求める東京の夜の住人たちのようでもありました。TAKAY氏が撮影した複数枚の写真を半自動的に解体し、ランダムに重ね、その上を光で落書きするように、この街の一瞬を描いていきました」YOSHIROTTEN
と、ふたりは語る。また会場では、展覧会にあわせAkio Nagasawa Publishingより刊行された⼤判作品集『TOKYO HANABI』を発売予定。1,000部限定なので欲しい方はお早めに。
Akio Nagasawa Gallery Aoyamaに並ぶのは、TAKAYが捉えた“東京”の“花”をYOSHIROTTENが“HANABI”に昇華させた彩度の高い作品群。真冬の東京・南青山で打ち上がる「TOKYO HANABI」、それらは力強くも、どこか東京という街ならではの「儚さ」を醸し出している。
■概要
TAKAY feat. YOSHIROTTEN「TOKYO HANABI」
開催日:2022年12月9日(金)〜2023年1月28日(土)
時間:11:00-13:00、14:00-19:00
休廊日:日〜水・祝日
場所:Akio Nagasawa Gallery Aoyama
※お出かけの際はマスク着用の上、こまめな手洗い・手指消毒を行い、混雑する時間帯、日程を避けるなどコロナウィルス感染症対策を十分に行いましょう。
>>EDITOR’S VOICE
表参道欅並木では「表参道 フェンディ イルミネーション 2022」が開催中。全体のライトアップは年内12月29日(木)までですが、低木のライトアップは年明けまで続く予定なので、ぜひ年末年始の期間に訪れてみて。
※敬称略
Text:miwo tsuji
INFORMATION
TAKAYとYOSHIROTTENのコラボ展がAkio Nagasawa Gallery Aoyamaで開催中
- 住所
- 東京都港区南青山5-12-3Noirビル2F
- 電話
- 03-6427-9611
- 営業時間
- 11:00-13:00、14:00-19:00
- 定休日
- 日〜水・祝日
- 開催期間
- 2022年12月9日(金)〜2023年1月28日(土)