原宿を訪れたことがあるなら、このヴィンテージマンションを見かけたことがある人も多いはず。1965年の東京オリンピックに沸いた翌年に、原宿の駅前に生まれた伝説的マンション「
コープオリンピア」。オリンピックにあやかって名付けられたこの建物は、当時の分譲価格で1億円。元祖億ションはかつての最先端が詰まった憧れの住まいだったそうだ。
原宿駅方面からの表情が馴染み深いが、実はメインエントランスは反対側にある。今回ご紹介するのは、そのエントランスのほぼ真上。出入りする入居者たちを南窓から眺めるワンルームだ。表参道と山手線の縁をなぞるように、くの字に折れ曲がったコープオリンピア。その内側の曲がり角に位置するため、採光は時間帯によって限定されるが、日中の早い時間帯はストレートに光が差し込み、室内を明るく照らしてくれるはず。
ホテルライクなフロント&ロビーや赤い絨毯が敷かれた廊下にずらりと並ぶ客室のような住戸は、色気たっぷり。内装はやや色気に欠けるが、個性的なインテリアを揃えるなど、建物の魅力に負けないような素敵な演出をしてみてほしい。オモハラに所縁のある人なら、一度は憧れを抱くコープオリンピア。「コープオリンピアに住んでいる。」そのステータスに手が届くこの機会を、ぜひお見逃しなく!