外苑前駅からキラー通りを北上する。ワタリウム美術館を通り越し、ゆるいカーブを曲がった日当りのよい場所に、この建物を見つけた。白い壁に青いタイル。1975年竣工という時代を感じさせる外観だが、新築物件には無い温かみのが感じられるようだ。
階段で3Fに上がり扉を開くと、思った以上に明るい空間が現れた。綺麗にリフォームされた室内は、濃いブラウンの艶のあるフローリングと白い壁のコントラストが鮮やかで、窓から差し込む光と窓越しにちらほら見える街路樹の緑が、空間に優しい印象を与えてくれる。
竣工当時の入居者は、この部屋から何を見ていただろう。この空間でどんな仕事をしたのだろう。80年代は?90年代は?と想いを巡らせながら、現在のキラー通りで、何ができるだろうということを考えてみた。このオフィスで、街や通りの歴史に折り重なるように働けたらいいなと思った。
SPEC&DATA
- 敷金・保証金
- 2ヶ月
- 償却
- 無
- 礼金
- 1ヶ月
- 更新料・再契約料
- 新賃料の1ヶ月分
- 築年数
- 1975年
- 構造・規模
- RC造 地上3F建
- 契約内容
- 普通賃貸借契約2年
- 用途
- オフィス
- 設備
- トイレ、キッチン、冷暖房
- 火災保険・その他
- 火災保険加入義務有