On Tokyo/ラン×テクノロジー×ファッションがクロスオーバーする美しき旗艦店
(2022/04/22)
ランニングを軸に、機能的なウェアやシューズを展開する「On」。2010年スイスで創業した新進のパフォーマンスブランドである。特にランニングシューズが人気を集め、ここ10年での爆発的な成長と、ミニマルで洗練されたデザインから「ランニングシューズ界のアップル」とも呼ばれている。そんなOnによるアジア初の旗艦店が、NYに次いで世界で2番目に原宿・キャットストリートにオープンした。
店内に入ると、ソリッドでインダストリアルな質感が印象的。入り口のインスタレーションがポップでコントラストが効いている。他にも、スイスアルプスの岩を模した大型のモニュメントや、体の動きをサーチするモニタービジョン、使用素材に触れられる装置など遊び心が満載だ。整然と並べられたシューズのストックは引き出し式の棚の中に収納され、見栄えも美しい。さらに天井と足元に付けられた高性能カメラによって、数歩走ればランニングスタイルを分析してくれるという、実用的かつテック好きにはたまらない体験ができる。足のサイズも誤差1.25mmの精度で3Dスキャンが可能だ。ちょっとしたテーマパークの様な楽しさの中、着用した体験とテクノロジーをかけあわせ、多様なモデルの中からフィットするシューズに辿り着ける、それこそがここOn Tokyoの醍醐味である。
近隣にはadidasやPUMA、Reebokを始め多くのパフォーマンスブランドが集まっているが、革新的なアプローチでライフスタイルとファッションを橋渡しするOnを、外せないショップリストに加えることをおすすめしたい。
Text:Tomohisa Mochizuki
店内に入ると、ソリッドでインダストリアルな質感が印象的。入り口のインスタレーションがポップでコントラストが効いている。他にも、スイスアルプスの岩を模した大型のモニュメントや、体の動きをサーチするモニタービジョン、使用素材に触れられる装置など遊び心が満載だ。整然と並べられたシューズのストックは引き出し式の棚の中に収納され、見栄えも美しい。さらに天井と足元に付けられた高性能カメラによって、数歩走ればランニングスタイルを分析してくれるという、実用的かつテック好きにはたまらない体験ができる。足のサイズも誤差1.25mmの精度で3Dスキャンが可能だ。ちょっとしたテーマパークの様な楽しさの中、着用した体験とテクノロジーをかけあわせ、多様なモデルの中からフィットするシューズに辿り着ける、それこそがここOn Tokyoの醍醐味である。
近隣にはadidasやPUMA、Reebokを始め多くのパフォーマンスブランドが集まっているが、革新的なアプローチでライフスタイルとファッションを橋渡しするOnを、外せないショップリストに加えることをおすすめしたい。
Text:Tomohisa Mochizuki