山陽堂書店 / 街と共に生き続ける書店
(2016/07/15)
表参道も明治神宮もなかった明治24年に創業した「山陽堂書店」。昭和6年から表参道と青山通りの交差点という稀有な場所に建つ、3階建ての建物がこの歴史ある街の書店だ。
レトロな書体の「山陽堂書店」が印象的な玄関をくぐった先には、雑誌や書籍がところ狭しと並ぶ。この界隈の大学教授から美容師、アパレル店員、学生までたくさん訪れるこの書店。2Fのギャラリーでは、毎年夏に行われる『七夕の夜』というイラストレーター・安西水丸氏の個展や本の著者を招いたトークショーや朗読会なども行われる。書店とギャラリーの2つの機能を合わせもつ、老舗なのに新しい店だ。
もともと豆腐屋があったという現在の「山陽堂書店」の地下には、東京オリンピック前まで井戸があった。山手大空襲のとき、この井戸の水や頑丈な建物が役に立ち、多くの人の命を助けたという過去も。街に起こったあらゆる出来事を見守ってきたこの書店。書店に行って運良く4代目に会えれば昔の青山・表参道の貴重な話を聞けるかもしれない。
ここは、街と一緒に生きてきたような店だ。変わりゆく青山の街とともに、自らも変化しながらこの街で125年間続いてきた。この書店が歩んできた歴史に想いを馳せ訪れてみれば、今までとは異なる姿が見えてくるだろう。
レトロな書体の「山陽堂書店」が印象的な玄関をくぐった先には、雑誌や書籍がところ狭しと並ぶ。この界隈の大学教授から美容師、アパレル店員、学生までたくさん訪れるこの書店。2Fのギャラリーでは、毎年夏に行われる『七夕の夜』というイラストレーター・安西水丸氏の個展や本の著者を招いたトークショーや朗読会なども行われる。書店とギャラリーの2つの機能を合わせもつ、老舗なのに新しい店だ。
もともと豆腐屋があったという現在の「山陽堂書店」の地下には、東京オリンピック前まで井戸があった。山手大空襲のとき、この井戸の水や頑丈な建物が役に立ち、多くの人の命を助けたという過去も。街に起こったあらゆる出来事を見守ってきたこの書店。書店に行って運良く4代目に会えれば昔の青山・表参道の貴重な話を聞けるかもしれない。
ここは、街と一緒に生きてきたような店だ。変わりゆく青山の街とともに、自らも変化しながらこの街で125年間続いてきた。この書店が歩んできた歴史に想いを馳せ訪れてみれば、今までとは異なる姿が見えてくるだろう。
INFORMATION
山陽堂書店
- 住所
- 東京都港区北青山3-5-22
- 電話
- 03-3401-1309
- 営業時間
- 書店10:00-19:30 土曜11:00-17:00
ギャラリー11:00-19:00 - 定休日
- 日・祝祭日
