南青山 清水湯 / 100年続く、表参道唯一の「銭湯」
(2019/12/17)
青山通り沿い。煌びやかなポルシェのショールームを眺めていると、どこからだろう、のどかな銭湯の香りが漂ってくる。吸い寄せられて路地へ入れば、そこは「南青山 清水湯」だ。
100年以上続いている銭湯の歴史は、現在4代目のオーナーの祖母が生まれた1903年(明治36年)まで遡る。当時ワタリウム美術館付近に存在したが、1964年の東京オリンピックの際、外苑西通り(キラー通り)を作るため、現在の場所に移った。今日まで続く表参道唯一の銭湯にゆっくり浸かっていただきたい。
2008年には、銭湯、スーパー銭湯、建物などを研究した現オーナーが、銭湯愛を詰め込んで「美容と健康」をテーマにリニューアル。お湯は、軟水を使用し髪の毛や肌に良く、カラー剤も落ちにくい他、血行もよくなる。さらに内装に目を向けてみると。壁にイタリア製のタイルを使用した男湯は、黒を基調としたシックな雰囲気。スペイン製タイルの女湯は、白が貴重となっていて柔らかい印象。お湯だけではなく、見た目にも気を配っていて表参道にある銭湯としてのこだわりを感じる。
サウナコースやタオル付きの手ぶらセットコースもあるが、銭湯のみを利用するならシンプルに470円で入ることができる。仕事が終わった後や街歩きを満喫したら表参道で過ごす締めに銭湯を利用するのも粋かもしれない。ゆっくり銭湯を満喫したい方は、15時頃までもしくは雨の日が空いているから狙い目。気持ちをONにしてこの街で過ごす人々の心を、100年以上もOFFにしてくれている銭湯。表参道に集まる人々が、気を緩められる場所としてこれからも街にあり続けてほしい。
Text:ayaka hashida
100年以上続いている銭湯の歴史は、現在4代目のオーナーの祖母が生まれた1903年(明治36年)まで遡る。当時ワタリウム美術館付近に存在したが、1964年の東京オリンピックの際、外苑西通り(キラー通り)を作るため、現在の場所に移った。今日まで続く表参道唯一の銭湯にゆっくり浸かっていただきたい。
2008年には、銭湯、スーパー銭湯、建物などを研究した現オーナーが、銭湯愛を詰め込んで「美容と健康」をテーマにリニューアル。お湯は、軟水を使用し髪の毛や肌に良く、カラー剤も落ちにくい他、血行もよくなる。さらに内装に目を向けてみると。壁にイタリア製のタイルを使用した男湯は、黒を基調としたシックな雰囲気。スペイン製タイルの女湯は、白が貴重となっていて柔らかい印象。お湯だけではなく、見た目にも気を配っていて表参道にある銭湯としてのこだわりを感じる。
サウナコースやタオル付きの手ぶらセットコースもあるが、銭湯のみを利用するならシンプルに470円で入ることができる。仕事が終わった後や街歩きを満喫したら表参道で過ごす締めに銭湯を利用するのも粋かもしれない。ゆっくり銭湯を満喫したい方は、15時頃までもしくは雨の日が空いているから狙い目。気持ちをONにしてこの街で過ごす人々の心を、100年以上もOFFにしてくれている銭湯。表参道に集まる人々が、気を緩められる場所としてこれからも街にあり続けてほしい。
Text:ayaka hashida
INFORMATION
南青山 清水湯
- 住所
- 東京都港区南青山3-12-3
- 電話
- 03-3401-4404
- 営業時間
- 平日 12:00~24:00
(最終入場23:30)
土・日・祝日 12:00~23:00
(最終入場22:30) - 定休日
- 毎週金曜日