南青山のRAT HOLE GALLERYでガーダー・アイダ・アイナーソンのペインティング作品に焦点を絞った個展が開催。新作10点が展示されるほか、作品集『Tarp』の販売も。
Gardar Eide Einarsson展
会期:9月8日(金)-11月26日(日)
Gardar Eide Einarsson展
会期:9月8日(金)-11月26日(日)
アイナーソンの絵画にみる“奥行き”とは
(2017/09/07)
9/8(金)から、南青山のRAT HOLE GALLERYで開催されるGardar Eide Einarsson展「Studies and Further Studies in a Dying Culture」。手掛けるのはノルウェーに生まれ東京を拠点として、立体作品や映像作品など、ジャンルを横断して多岐にわたる作品を制作するガーダー・アイダ・アイナーソン。
制作の根源的なテーマとなるのは、社会・政治・経済の構造における権力と、付随する恐怖やパラノイア、およびそれらに対する抵抗だ。彼の作品では社会における多種多様な事象のイメージや情報が、独自の手法で権力への抵抗を示すものへと作り変えられる。
ペインティング作品に焦点を当てた本展で展示されるのは、装幀やパッケージデザイン、政治的なノベルティなどから引用された図像。具体的には日本の終末信仰集団を取材したドキュメンタリーフィルムや、大恐慌時代のシカゴの政治を分析した書物、急進的左翼アクティヴィズム(加速主義)の書物などなど。いずれの作品にも共通するのは、作品タイトルが含み持つ意味と、作品のフラットな表面がもたらす空虚さとの落差で、「絵画らしさ」から離れたフラットな画面には、どこか「遠さ」を感じられるという。
素材本来が持つ意味が取り払われた作品は、絵画の表面からは読み取れないどこか他の場所に存在する言説空間への入口として機能し始める。その入口を前に、あなたは何を感じるだろう? 会場ではペインティング・シリーズ『Tarp』を収録した作品集も販売されるので、ぜひ併せてチェックしてみてほしい。
制作の根源的なテーマとなるのは、社会・政治・経済の構造における権力と、付随する恐怖やパラノイア、およびそれらに対する抵抗だ。彼の作品では社会における多種多様な事象のイメージや情報が、独自の手法で権力への抵抗を示すものへと作り変えられる。
ペインティング作品に焦点を当てた本展で展示されるのは、装幀やパッケージデザイン、政治的なノベルティなどから引用された図像。具体的には日本の終末信仰集団を取材したドキュメンタリーフィルムや、大恐慌時代のシカゴの政治を分析した書物、急進的左翼アクティヴィズム(加速主義)の書物などなど。いずれの作品にも共通するのは、作品タイトルが含み持つ意味と、作品のフラットな表面がもたらす空虚さとの落差で、「絵画らしさ」から離れたフラットな画面には、どこか「遠さ」を感じられるという。
素材本来が持つ意味が取り払われた作品は、絵画の表面からは読み取れないどこか他の場所に存在する言説空間への入口として機能し始める。その入口を前に、あなたは何を感じるだろう? 会場ではペインティング・シリーズ『Tarp』を収録した作品集も販売されるので、ぜひ併せてチェックしてみてほしい。
INFORMATION
RAT HOLE GALLERYでノルウェー作家のペインティング作品を集めた個展が開催
- 住所
- 東京都港区南青山5-5-3
- 電話
- 03-6419-3581
- 営業時間
- 12:00-20:00
- 定休日
- 月曜日