オスジェメオスとバリー・マッギーが作り出す、“アート惑星ワタリウム”を探索!
(2025/10/24)
およそ1年前、ワタリウム美術館が開館35周年を迎え、大規模な修繕工事を行なった。その際に建物全体にかけられていた工事用の幕で、世界的なグラフィティアーティストであるオスジェメオスとバリー・マッギーによる展覧会が告知されていた。
オスジェメオスはブラジル・サンパウロ出身の双子アーティストデュオ。ヒップホップをはじめとした、音楽、ダンス、さまざまなポップカルチャーの影響を受けながら唯一無二のスタイルを確立した、グラフィティアートの象徴的存在だ。
バリー・マッギーはアメリカ・サンフランシスコ生まれ。常に既存のカテゴリーに収まらない作品や展覧会を開催し、2001年ベネチア・ビエンナーレで世界最大規模のインスタレーションを制作。「TWIST」の名で活動し世界中の街にタグやグラフィティを残し、ストリート(街・路上)へ常に視線を向ける。
二つの巨星がワタリウム美術館で邂逅し、世界初となるコラボレーション展覧会を開くというのだからグラフィティアートが好きなら、期待が高まらずにはいられない。
予告通り、1年前の約束は果たされた。どちらもスケールの大きい作品を残している両者だけに、建物内に作品が収まるのか!?会期前日に行われたオスジェメオス+バリー・マッギー「OneMore」展の記者会見・内覧会の様子をレポートしたい。

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オスジェメオスとバリー・マッギーが創造するアート宇宙を探訪





























