受け止めてほしい思いを目線にこめて
神宮前5丁目・tHE GALLERY OMOTESANDOにて、米原康正キュレーションによる、才東ヒャッカ 個展『2次元からの思念波』が開催される。2025年9月18日(木)〜10月5日(日)まで。
才東ヒャッカは、2001年広島生まれ。オタク的感性に基づく少女に対する愛情表現と、自身の心の内だけでは消化することのできない感情を吐き出したいという欲求を解消することを目的に作品を制作するアーティスト。2024年11月には、同ギャラリーにて個展「気付かれない呪い」を開催した。
本展の作品群に描かれる少女たちは、キャンバスの向こう側からこちら側の世界にいる我々を見つめてくる。作品制作において「真の共感」をもとめる才東ヒャッカの心情を表現するかのように、彼女たちは視線を通して我々に"言語化不能な何か"を訴える。
「言葉にできない、口にしてはいけない思い。それでも私はそれを誰かに受け止めてほしいと願います。だから私はその秘めたる思いを埋没させた少女たちを描くのです。彼女たちのその目から放たれる思念波をどうか受け止めてください。」(才東ヒャッカ ステートメントより抜粋)
「才東ヒャッカの描く少女は、冷たさと優しさ、無垢と残酷さー相反するものが一枚の絵に同居し、ひとつの解釈に閉じ込められることを拒んでいる。その絵には、ほんのわずかに呪いが宿っている。それは破壊の呪ではなく、微かな囁きのように心に沁み込み、目を逸らしても消えない影となって残る。観る者は知らぬ間にその呪いを受け取り、自らの記憶と重ね合わせながら絵を抱え続けるのだ。」(キュレーター・米原康正 コメントより抜粋)
重ねた表情の最奥に潜む"言葉にならない感情"。煌びやかな表参道 / 原宿の街は、そんな葛藤や孤独を隠すにはある意味都合が良いのかもしれない。理解はされずともせめて受け止めてほしいという一筋の希望がこもった目線を、ゆっくりと見つめてみて。
■概要
才東ヒャッカ 個展 “2次元からの思念波”
開催期間:
2025年9月18日(木)〜10月5日(日)
開催場所:tHE GALLERY OMOTESANDO
住所:東京都渋谷区神宮前5-16-13
SIX HARAJUKU TERRACE S棟 2F
営業時間:12:00-19:00
休廊日:月・火曜日
■オープニングレセプション
開催日時:9月18日(木) 18:00-20:00
開催場所:tHE GALLERY OMOTESANDO
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tHE GALLERY HARAJUKUでは、造形作家・安居智博による個展『MAX PARADOX』が開催中。日用品や段ボール、100均グッズまで、身近にあるものがヒーローの姿に生まれ変わる作品群は、まるで図画工作の自由な発想を思い出させてくれるかのよう。童心に返ることのできるユニークな展示をぜひ鑑賞してみてください。
※敬称略
Text:Rumi Hasegawa
INFORMATION
tHE GALLERY OMOTESANDOで 才東ヒャッカ による個展『2次元からの思念波』が開催
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前5-16-13SIX HARAJUKU TERRACE S棟 2F
- 営業時間
- 12:00-19:00
- 定休日
- 月・火曜日
- 開催期間
- 2025年9月18日(木)〜10月5日(日)
- 長谷川瑠美
外部ライター



























