私の指紋は私のものだけ
南⻘山5丁目・アニエスベー ギャラリー ブティックにて、NYを拠点とする写真家・小浪次郎による個展『I.D 1986』が開催される。2025年9月19日(金)〜11月2日(日)まで。
小浪次郎は1986年生まれ。活動初期より8年間、八丈島に暮らす自身の父親を撮影し続け、絶妙な親子の距離感を記録した作品「父をみる」で、富士フォトサロン新人賞(2010)を受賞。2016年よりNYに拠点を移し、自身の制作と並行して、「The New York Times」「i-D Magazine」などでの作品発表、多様なクリエイターやファッションブランドとの協働を重ねてきた。
「I.D 1986」というタイトルを冠した本展では、初期の一枚から、ストリートで多くを学んだ東京での作品を経て、国籍や人種の枠を超え人々が交わるNYで近年撮影した作品まで、100点以上を披露。的確な技術とその制約を凌駕する直感が生み出す写真群には、被写体と対峙した瞬間を鋭敏に捉える感受性が反映され、作品には常に生の強度が刻み込まれる。それはまさに小浪の自らを証明するものであり、作家によるステートメントの言葉を借りると“指紋”である。
また、会場では、本展と同タイトルの最新作品集『I.D 1986』(2024)や、アニエスベーとのコラボレーションによるアーティストTシャツも販売。
「蘇る記憶はどこか一瞬の刹那として、身体に刻まれている。そんなことを思いながら何十年前の写真を選んでいる。その尊さ、夢に出てきて欲しいと願うような。私はそんな初期衝動を呼び覚ますような感覚に期待している。そんな毎日に期待している。私の指紋は私のものだけ。」(小浪次郎 ステートメントより抜粋)
写真になった瞬間、目の前の情景からは時間が消える。それでも、その一枚の写真を振り返って見た時、そこに確かにあった感情や感覚は意図せずとも勝手に思い出される。写真、そして人間が持つ記憶の力強さを、日々の変化が目まぐるしい表参道 / 青山の街で感じ取れる貴重な機会となるはず。
Image by:©︎JIRO KONAMI
展示風景:Photo©︎Shu Nakagawa
■概要
小浪次郎 I.D 1986
開催期間:
2025年9月19日(金)〜11月2日(日)
開催場所:アニエスベー ギャラリー ブティック
住所:東京都港区南⻘山 5-7-25
ラ・フルール南⻘山 2F
営業時間:12:00-19:00
休廊日 : 月曜日(10/13除く)
■オープニング・レセプション
開催日時:9月18日(木)19:00-21:00
開催場所:アニエスベー ギャラリー ブティック
■最新作品集『I.D 1986』
100page / 285×300mm /
First edition of 500 copies
Published by salt and pepper
November 2024
¥7,700(税込)
>>編集部推薦!ハシゴNavi
編集部が実食する「オモハランチタイムス」。スパイシーな気分の時にオススメなのが、 ギャラリーから徒歩4分の中華屋『希須林 青山』!旨辛の代表格「坦々麺」は、粉末状の胡麻がアクセントとなり、スープのコクを一段と引き上げてくれます。表参道駅近ながら隠れ家的なロケーションのお洒落中華で、ゆったりランチタイムを楽しんで。
※敬称略
Text:Rumi Hasegawa
INFORMATION
南青山・アニエスベー ギャラリー ブティックで 写真家・小浪次郎による個展『I.D 1986』が開催
- 住所
- 東京都港区南⻘山5-7-25 ラ・フルール南⻘山 2F
- 営業時間
- 12:00-19:00
- 定休日
- 月曜日(10/13除く)
- 開催期間
- 2025年9月19日(金)〜11月2日(日)
- 長谷川瑠美
外部ライター
































