大正ロマンにタイムスリップ!メディコム・トイが、未来のおもちゃへの想像力をかき立てる展覧会
毎年、表参道ヒルズB3Fスペースオーで展覧会を開催しているメディコム・トイ。今年も新作お披露目の展覧会が開催される。2025年6月に設立29周年を迎えたトイ & アートカンパニーは、来年に控えた大きな節目を前に、100年前にタイムスリップ?
裏原ブランドやアーティストとの数々のコラボなど、表参道・原宿におけるホビーカルチャーの金字塔的存在と言っても過言ではないメディコム・トイの最新系を見に、一足早くメディア内覧会へ足を運んだ。

もし、100年前にメディコム・トイがあったなら?『MEDICOM TOY EXHIBITION’25』
トイとアートの交差点を提示し続けてきたメディコム・トイが、2025年も圧巻のエキシビションを開催中。テーマは「もし、100年前にメディコムトイがあったら」。ということで、入り口には回り続ける時計が。
タイムスリップして訪れた者を一瞬で別世界へ連れ出すような演出から展覧会はスタートする。

会場内の空間設定は今から100年前、1925年(大正14年)の世界。
ハイカラな着物の柄にステンドグラス、ガス灯など明治時代初期の文明開化で近代技術が発展した名残りがありつつ、明治後期の第一次世界大戦を経て、西洋文化が入り込み復興期で活気づく。いわゆる“大正ロマン”の時代が舞台である。今、劇場版が話題の「鬼滅の刃」の時代設定は大正初期(1915年頃)とされているのでその10年後くらい。

そんな時代から、ベアブリック(BE@RBRICK)があったんですねえ!(いやいやそんなわけないでしょ!)っていうノリが今回の展覧会に込められたメディコム・トイのユーモア。ハイカラにその身を包んだ、展覧会オリジナルの巨大ベアブリックが中央に設置されていた。
ベアブリックはクマ型ブロックタイプフィギュアとして2001年に発表以来、世界中のさまざまな企業、ブランドとコラボしているメディコム・トイの象徴的存在。展覧会でもその中心に据えられている。

目玉であり看板のベアブリック(BE@RBRICK)の新商品、未発表商品もずらり。会場で生で見ることができる。400%(サイズ)が並ぶとその迫力に圧倒されること間違いなし。

今や、ベアブリックはその時代のカルチャーを映し出す鏡のような存在であり、例えばもし、遠い未来に発掘されたとしたら、2025年の文化や価値観を伝える貴重なアイコンになっているかもしれないな、などと想像してしまった。
輪投げやめんこといったレトロな屋台も並び、親子で訪れても楽しめる設計に。展示を見るだけでなく、実際に触れ、遊び、買うことができる。

ふと天井を見上げれば、レトロな飛行船やバルーンが浮かび、世界観を盛り上げる。

注目はやはり、新商品。訪れていたおそらくトイ & ホビー関連のメディア関係者が熱心に視線を注ぐ。そのフィギュアのポーズの設定だったりシーンだったり、相当細かく作り込まれていて、立ち話を聞いているだけで面白い。
メディコム・トイの魅力は、大人を一瞬にして童心に引き戻してくれるところ。昔の特撮やアニメ、マーベルなどのアメコミをモチーフとした躍動感あふれる姿はやはりテンションが上がる。

ベアブリックとならぶ看板商品、人気のアクションフィギュアシリーズ「マフェックス(MAFEX)」。
個人的にいちばんグッときたのは、カリモク家具とのコラボアーカイブ。大正ロマンの世界観に絶妙に溶け込んでいた。
アーティスト・花井祐介さんとのコラボフィギュアもアーカイブ。どんな姿(材質)になっても花井さんの作品と分かるシルエットと個性は唯一無二の存在感。

さらに、「A BATHING APE」といった原宿カルチャーに欠かせないブランドとのコラボも健在。その横にはHaroshiさんによるベアブリックも。トイカルチャーが表参道・原宿の文化と強く結びついていることを、改めて実感させられる。

映画やドラマの版権モノのアパレルやグッズのコーナーも。中央にはアーティスト・橋爪悠也さんとおぼしき作品が飾られていた。オダギリジョー監督・脚本・出演のドラマの劇場版「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」がモチーフ。

会場限定販売のアイテムも充実。ファンならば、これだけでもエキシビションに来る価値はあるだろう。入場無料だが、思わず散財してしまいそうなのが怖い。

大正というレトロな空気のなかで、過去と現在、そして未来を大胆(2025年はちょうど“昭和100年”というのもかかっていて、ちょっと強引な感じが遊び心があって面白い)につなげてみせた今年のエキシビション。

そこは、エモーショナルに“あの頃の日本”を懐かしむ空間ではなく、“if”(もしも)の可能性を模索する世界線。逆に「100年後のメディコム・トイ」を想像してしまうような展覧会だった。

夏休みに子供や家族と、趣味を共有できるような友人、パートナーと足を運んで、メディコム・トイによる空想世界に浸りながら、ワイワイ盛り上がりながら楽しんでみてほしい。

■MEDICOM TOY EXHIBITION ’25
開催期間:
2025年7月26日(土)〜 2025年7月31日(木)
開催場所:スペースオー
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10
表参道ヒルズ 本館地下3F
開場時間:11:00-20:00(最終入場19:30)
定休日:会期中なし
入場料:無料
主催:株式会社メディコム・トイ
*お好きな時間に自由に展示をご観覧いただくことが可能です。
*ご来場人数によっては、入場を制限させていただく可能性がございます。
Text & Photo:Tomohisa Mochizuki
- マネージャー
- 望月トミー智久
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