"存在しないアニメ"のSF原作小説が題材
神宮前3丁目・とんちゃん通り沿い、米原康正キュレーションのtHE GALLERY HARAJUKUにて、クリエイティブディレクター・ハシジマ コウスケによる個展「ぷるぷるパンク-Puru Puru Punk-」が開催される。2025年6月27日(金)~ 7月6日(水)まで。
ハシジマ コウスケは、B.LEAGUEのブランディングなどで知られる。2021年より「株式会社ハングオーバープレート」を設立し、”カルチャー×マーケティング”、”地域×ブランディング”など多彩なクリエイティブ活動を展開。コロナ禍の2020年、アニオタであることを公表し、妄想に振り切ったセルフ二次創作活動をスタートさせた。
ハシジマにとって初となる本個展では、自身の著書・30万字に及ぶ長編SF小説「ぷるぷるパンク」を原作に、その世界観を視覚芸術として再構成。アート作品を描くためにまず、30万字におよぶ小説を「存在しないアニメの原作」として書き上げるという、異例の制作手法を採用した。
「ぷるぷるパンク」は、サイバーパンクでシティポップ、鎌倉と福井を舞台にしたリアルな世界を疾走する少年少女の成長ストーリー。近未来のディストピア世界を舞台に、宇宙のエネルギー原理や「ぷるぷるパンク」の真相に迫る姿が描かれる。
『「ぷるぷるパンク」は、サイバーパンクというジャンルに「女子社会的影響力」を注入した、まさに画期的な試みだった。そこに宿るのは未来の兆し――つまり、もっと多様で、もっと柔らかく、でも決して甘くない、新しい時代のSFのかたちだ。』(キュレーター・米原康正 コメントより抜粋)
アナログ×デジタル、フィクション×現実、文字×絵、サイバーパンク×シティポップ──あらゆる境界を無視した“超ハイブリッド”な「ぷるぷるパンク」。一見、原宿の街並みに溶け込んでいるかのようなポップな仮面。その下に隠された“狂気のプロセス”に、脳を揺さぶられる感覚を味わってみて。
■概要
ハシジマコウスケ 個展
“ぷるぷるパンク-Puru Puru Punk-“
開催期間:
2025年6月27日(金)~ 7月6日(水)
開催場所:tHE GALLERY HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前3-20-21
ベルウッド原宿 1階C
開廊時間:11:00-19:00
電話番号:03-6447-2284
休廊日:月曜・火曜
■画像クレジット
SF小説『ぷるぷるパンク』四六判362ページ
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会場から徒歩3分。キャットストリート沿いのYOD TOKYOでは、ニットアーティスト urayutaka による「Simulationism vol.3」が開催されます。自身に加えて架空の人物2名を設定した、合計三者による「一人グループ展」とのユニークな試み。90年代〜00年代初頭における"時代とテクノロジーの変遷"に影響を受けた作品群は、現代の情報社会を俯瞰して見る一助ともなるはず。
※敬称略
Text:Rumi Hasegawa
INFORMATION
tHE GALLERY HARAJUKUで ハシジマ コウスケ 個展「ぷるぷるパンク」が開催 謎の美少女が原宿に出現
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前3-20-21ベルウッド原宿 1階C
- 電話
- 03-6447-2284
- 営業時間
- 11:00-19:00
- 定休日
- 月曜・火曜
- 開催期間
- 2025年6月27日(金)~ 7月6日(水)
- 長谷川瑠美
外部ライター
