
ショッピング & ポップアップ帰りのmiudoriさんに聞く、オモハラの今昔
日々、さまざまな人たちが集まる表参道・原宿エリア。それぞれの街の楽しみ方を紐解くスナップ&インタビュー企画。その人それぞれの表参道・原宿に関する、パーソナルな今日のことと昔のこと。街行く人のそれぞれの視点を通じて“オモハラ観”を覗く。
今回オモハラについて語ってくれたのはmiudoriさん
住んでいるところ:埼玉県
年齢:49歳
職業:アパレル製作・販売
オモハラエリアの好きな場所:
KIDILL ROOM
Maison MIHARA YASUHIRO
NINCOMPOOP CAPACITY
SHEEP
NOW:今日はオモハラへ何しに?
ラフォーレ原宿で、知人がポップアップをやっているので見に行ってきました。他にもよく足を運んでいるお店を回っているところです。洋服を見に来ることが多いですね。頻度としては月に3回ほど表参道・原宿周辺に来ています。
ラフォーレ原宿に入っている「SHEEP」や神宮前1丁目の「NINCOMPOOP CAPACITY」、表参道ヒルズの「Maison MIHARA YASUHIRO」、「KIDILL ROOM」、表参道・原宿エリアの好きなショップを回ってきました。
THEN:初めて表参道・原宿に来たのは?
小学校4年生の頃、母親と電車に乗って連れてきてもらった時が初めてです。その時は神奈川に住んでいて、東京と言っても町田しか知りませんでした(笑)。
小さい頃から洋服が好きだったので、初めての原宿はそれはもう刺激的。憧れていた世界がそこにありました。どこに行ったかは覚えてないですが、今日みたいにラフォーレを中心に周辺のショップを回ったと思います。
ひとつだけ覚えているのはヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)で母親がネックレスを買ってくれたんです。それは今でも大切に手元に置いてあります。
この辺に頻繁に来ていたのは、目黒にある服飾の大学に通っていたころ。その頃は今はなくなってしまった「CLUTCH」が好きでした。説明不要のコム・デ・ギャルソン(Comme des Garcons)、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)も大人気。いろいろな服と着こなす人を見て、その感性や熱量を吸収するために足を運んでいました。
その頃から比べると、今の表参道・原宿は自分の興味が沸くようなものは少なくなった印象があります。だけど当時から抱いていた“学ぶ”気持ちは変わっていません。今は父から受け継いだアトリエで、自分でも洋服を作って販売しています。だから今でも、この街に足を運んで自分なりに刺激を受けながら吸収しています。
MASSAGE TO FAVORITE:表参道・原宿の好きな場所に一言
私がいちばんお世話になっている「NINCOMPOOP CAPACITY」さんへ。いつも素敵な服をありがとうございます。「NINCOMPOOP CAPACITY」の洋服を買うために頑張っていると言っても過言ではありません。これからも通い続けますのでよろしくお願いします。
◆Photo by miudoriさん/オモハラでの3枚
平日の表参道はインバウンドの観光客の方が多くて、なかなか表参道・原宿の話が聞けそうな人を見つけるのに苦労するようになってきた。そんな中で、いかにもファッションが好きそう & スタイリングが原宿らしいミクスチャー感にあふれていたmiudoriさんにお声がけ。だってKIDILL × UMBROのトップスに、足元はBALENCIAGAのピンクのビッグブーツなんて、グルーヴ感あって最高じゃないですか。
提供してくれた写真は、ラフォーレ原宿の「愛と狂気のマーケット」でカスタムスニーカーオーダーのポップアップをやっていた「iDX」さんとの2ショット。ファッションウィークに関連したイベントが行われていたというオモカド5F「LOCUL」での写真を送ってくれた。睨んだ通り、筋金入りの洋服好きで、ご自身も洋服を作って販売しているとのこと。
表参道・原宿のファッションの変遷をリアルに見続けてきたmiudoriさんの話は面白い。自分の“好き”を語れる人はいつだって魅力的だ。表参道・原宿でポップアップするときはぜひ、ご連絡ください!
Interview & Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:Tota Mizutani

- オモハラリアルスタッフ
OMOHARAREAL編集室