情報社会における認知や欲望を表現する
神宮前4丁目・裏原宿エリアのフットウェアブランド・grounds STORE 003にて、grounds(グラウンズ)主催のアートプロジェクト第2弾「groundscolere(グラウンズコレル) × 下村悠天(ゆたか)」が開催される。2025年2月10日(月)〜4月6日(日)まで。
2024年末にオープンした新店舗「grounds STORE 003」。アート・カルチャーとファッションを掛け合わせた実験的な新プロジェクト「groundscolere」を実施し、同じく昨年末にデビューした新作シューズ「JOG(ジョグ)」「JOG VISION(ジョグビジョン)」から着想を得たコラボ作品を披露している。
下村悠天は、情報社会に生きる私たちの認知や欲望について、絵画表現を用いて考え、表現しているアーティスト。本コラボでは、カラフルなキャラクターの顔がグリッド状に並べられた《#》シリーズと、絵画の表面を指で削り、イメージ下の絵具の層を露出させた《Re-touch》シリーズの2つをモチーフとした作品を展開する。
《#》シリーズでは、「JOG」「JOG VISION」の蛍光色を模したキャラクターが増殖。ひとつのイメージや情報がSNS上で"拡散"されてゆきながらも、その過程で少しずつ歪みが生じ、変化してしまう様子を表現する。
また、groundsが直接描かれた《Re-touch》シリーズは、"ディスプレイの向こう側への欲望"がテーマ。所有欲を代行するかのように画面上を這い回る指の痕跡が逆にイメージを破壊してしまう、その暴力性を表現している。
情報社会が私たちにもたらした影響を的確に捉える下村悠天。まるで地下プールのような空間で、原宿の街に渦巻く情報の波から離れ、俯瞰して見るような時間を過ごしてみてはいかがだろう。
■概要
groundscolere x下村悠天(ゆたか)
開催期間:2025年2月10日(月)〜4月6日(日)
開催場所:grounds STORE 003
住所:東京都渋谷区神宮前4-26-12 カワノビルB1F
営業時間:12:00~19:00
定休日:なし
*入場無料
*価格は現場スタッフへお訪ねください
>>EDITOR’S VOICE
grounds STORE 003から徒歩3分。セレクトショップ・Lafayette TOKYOで、アーティスト「JOHANN(ヨハン)」展示&ポップアップが開催中。漫画的且つハードコアカルチャーを体現したような作品群を鑑賞しながら、合わせてショッピングも楽しんで。
※敬称略
Text:Rumi Hasegawa
INFORMATION
神宮前・grounds STORE 003でアートプロジェクト「groundscolere」第2弾が開催 下村悠天とコラボ
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前4-26-12 カワノビルB1F
- 営業時間
- 12:00~19:00
- 定休日
- なし
- 開催期間
- 2025年2月10日(月)〜4月6日(日)
- 長谷川瑠美
外部ライター
